私はPFUの製品であるイメージスキャナーScanSnapと、キーボードHHKB （Happy Hacking Keyboard）のグローバルマーケティング担当として、海外の各拠点におけるマーケティング活動の最大化に取り組んでいます。グローバルHQとして海外拠点と国内部門や各製品事業部をつなぎ、世界各地域のマーケティング活動を支援し最大化することをミッションとして活動しています。具体的には新製品や各地域の市場情報を提供するだけでなく、新製品の市場導入にあたって必要となる最新のグローバル・マーケティングアセットを提供することが主な業務です。
制作するグローバル・マーケティングツールは製品カテゴリーごとのブランドガイドラインだけでなく、動画、プレスリリース、Webページなど多岐にわたります。いずれも各拠点がローカライズするための基軸・指標となるものなので、グローバルHQが提供するものが北米・欧州・アジア各地域等でその地域に合った形にローカライズされて活用されるところに面白味を感じます。
ScanSnapは、日本国内では一般消費者向けのスキャナーとして高い知名度がありますが、海外市場ではビジネス用途で使われることがほとんどなので、市場ニーズの違いを踏まえたグローバルアセットの提供を心がけています。HHKBは先日、発売25周年を迎え、全世界での累計出荷台数が60万台を突破しました。海外展開の本格化に向けて、現在、計画を進めているところです。

私はもともと輸出商社で海外営業を担当していて、PFUには半年前に入社しました。前職では、海外の営業先にオンラインで製品を紹介していたのですが、その際にマーケティングツールの重要性を実感し、売れる仕組みを作るマーケティングの仕事に興味を持ちました。PFUでは世界No.1製品に携わり、よりよいものを追い求められる環境で働けることにとても満足しています。
今後は拠点のマーケティング活動に対して、もっとイニシアチブを取っていけるようになりたいです。そのためには、拠点の商流や活動に対する理解を深め、製品についてももっと深く知ることが必要だと感じています。グローバルマーケティングというと海外に向けて情報を発信するイメージですが、実際は国内のプロモーションチームや製品事業部との打ち合わせもとても重要です。各拠点と本社の間のハブとして機能しているという特殊な立場を理解することが難しく、最初はうまく発言できないことも多々ありました。そういった際は一度チームに持ち帰り、チームのメンバーとしっかり確認を行いながら、その都度、役割を理解して対応するようにしています。各拠点でローカライズされることを念頭に置きながら、ブランドとして伝えたいことや守るべきものが全世界に正しく伝わるようなマーケティング基盤を築き上げていきたいです。

私がPFUに入社したきっかけは、友人からの紹介でした。リファラル採用という制度があり、仕事の内容や職場の雰囲気を事前に聞くことができたため、安心して選考プロセスに進むことができました。社内の雰囲気はとても穏やかでフレンドリーです。上司とは何でも相談しやすい関係性で、困っていることがないか、いつも気にかけてもらっています。他者の意見にしっかりと耳を傾けて尊重してくれる社風があるため、誰もが自分らしく働ける環境だと思います。
フレックス制度が導入されていて自分の業務状況に合わせて休みも取りやすいので、仕事とプライベートのバランスが取れた柔軟な働き方ができる環境でもあります。自由な時間を活用し、私は週に2,3回ほどテニスをしています。社会人サークルの練習や、PFUの部活に参加して、休日には区民大会や草トーナメントなどの大会にも出ています。転職したばかりでまだまだ慣れない部分もありますが、テニスで汗を流してリフレッシュしながら新しい環境で一歩一歩、成長していきたいと思います。