私は子どもの頃からものづくりに興味があり、学生時代ハードウェアとソフトウェア両面の技術を学びました。美容家電など新しいものが大好きで、新しいものに出会ったときのワクワク感をいつか自分で作り出してみたいと思い、この仕事を選びました。
現在は組込みコンピュータの開発部で、小型の組込みコンピュータ「AR2000」シリーズの開発を担当しています。組込みコンピュータは工作機械や半導体製造装置、医療機器などに搭載され、装置全体をコントロールするものです。自分が携わった製品が世界のいたるところで活躍していると思うと大きなやりがいを感じます。人の命を預かる医療現場でも使われているので、自分の仕事が社会貢献につながっている、世の中に変化を与えていると思うと改めて自分の仕事に誇りを感じます。
当社では、製品の開発から製造まで一貫して自社で行っています。自分たちで基板を設計し、自分たちで評価を行い、製品として作り上げる。最初から最後まで自分たちでできるところがとても魅力的だと思います。私はまだ経験年数が浅いので全ての開発プロセスに携われてはいませんが、これから多くの経験を積んで成長しチームに貢献していきたいです。

入社前は開発業務というと一人で黙々と集中して作業を行うイメージでしたが、実際に入社してみて、多くの人と関わりながら製品を作っていることを知りました。開発チームの中だけでなく様々な部署の方とも協力して1つ のものを作り上げるので、コミュニケーションの大切さを改めて実感しています。
また、わからないことでもできるだけ自力で解決しなければならないと思っていたのですが、実際はOJT制度があり先輩がしっかりとサポートしてくれるので安心して仕事に取り組むことができました。分からないことはそのままにせず、質問したり調べたりするように心掛けています。わからないことがあったとき、これまではただ検索するだけでしたが、最近では電子部品の説明書であるデータシートを読んで解決できることが増えてきました。入社当初は先輩たちの技術的な会話についていけないことも多々ありましたが、少しずつ理解できるようになり、今は自分の意見を持って会話にも参加できるようになりました。成長が実感できることは嬉しく、勉強へのモチベーションアップにもつながっています。

やる時はやる、休む時は休む。会社全体の雰囲気として、オンとオフがはっきりしているところが当社の大きな魅力だと思います。入社前に参加したインターンシップで「有給休暇が取りやすい」「産休・育休を取って活躍している人が多い」という話を聞き、そのことも入社の決め手のひとつになったのですが、実際に入社すると有給休暇の取りやすさは想像以上でした。私は旅行が好きなので、1ヶ月～2ヶ月に一度、土日に合わせて有給休暇を取って3連休を作り、全国各地へ旅行に出かけてリフレッシュしています。
会社全体で人を育ててくれるところも入社してよかったと感じる点のひとつです。研修や勉強会が充実しているほか、最先端の技術が集まる展示会の視察にも参加する機会があり、世の中をワクワクさせるような新しい製品を自分の手で開発したいという思いが一層高まりました。今後は「自分の武器」と思える分野を確立し、自分に自信を持って仕事に取り組めるようになりたいです。