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ソリューション

OCRとは?生産性向上に欠かせないOCRについてわかりやすく解説

2020.2.12

労働人口減少の課題が深刻化していく中、大企業だけではなく、中小企業においても働き方改革を意識した動きがみられるようになってきました。IT企業においては、非エンジニアの教育を含めた採用活動を行い、その他の業界でも、人材に代わる労働力となるRPAやAIなどに興味を持つ企業が増えてきています。そんな中注目を浴びているのが、OCRの存在です。

ここでは、OCRとは何か、どのような機能があるのか、なぜ注目されているのかなどを詳しくご紹介していきます。

OCRとは

OCRとは、「Optical Character Recognition(オプティカル・キャラクター・レコグニション)」の略称で、光学的文字認識という意味を持ちます。分かりやすく言い換えると、文字認識などができるITツールです。
OCRの歴史は古く、すでに1900年頃から文字認識による技術が世界で開発されています。1950年頃には、紙に印刷された文字を認識する製品も誕生。それから数十年経ち、現在はAIを導入したAI OCRが存在するなど、従来のOCRでは実現することが難しかった手書き文字入力の読み取りや非定型文書の読み取りなどが実現しました。近年改めて注目されているツールとなっています。

OCRとOMRの違い

OCRと似ている種類のものとしてOMRがあります。ここでは、それぞれについての特徴を紹介します。

OCR(Optical Character Recognition)

OCRは、紙に書かれた文字情報を読み取り、コンピュータで利用できるデータに変換する技術です。つまり、OCRでは、定型文書の中に入力されている文字を読み取ることで、読み取ったデータをテキスト化することが可能です。現在では、活字の読み取りだけでなく、手書きの文字や非定型文書の読み取りなども行うことができます。

OMR(Optical Mark Recognition)

OMRは、チェックマークを認識することができる技術です。OMRでは「マスを塗りつぶす・印刷された丸(楕円)をなぞる・チェックマークを付ける」など一定形式のシートの情報を読み取るため、精度が高く、高速処理ができます。主に入試をはじめとする選択問題の試験や、アンケート調査など、大量の情報を処理する際に大変便利な機能です。ちなみに、バーコードもOMRの一つです。

今OCRが注目されている理由

これまでもOCRは多くの企業で導入されてきましたが、近年、改めて注目が集まっています。ここでは、今OCRが注目されている理由について、詳しく解説していきます。

作業自動化が必要とされている背景

近年では労働人口の減少が、社会的に課題となっています。この課題の解決策として、人間がするべき仕事とロボットなどの機械にさせる仕事のセグメントが始まっており、「仕事」ではなく「作業」となるものは、すべてロボットによる自動化という時代の流れになっています。そのような仕組みを実現していくためにはRPAやOCRなどの存在は必要不可欠であり、今後もOCRの存在価値は高まっていくと考えられます。

RPAの出現

RPAとは、「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略称で、簡潔にお伝えすると定型業務を自動化するツールです。
Microsoft Excelにはマクロ機能という自動化する機能がありますが、RPAはソフトの枠を超えて自動化できるというものです。このRPAの出現により、さまざまな企業で定型業務の自動化を実現できるようになりました。その中で紙媒体や請求書のデータ入力などを自動化する際にOCRの存在が重要となり、その需要が高まってきたと考えられます。今では、各メーカーがRPAとOCRをセットにした提案なども行っています。

AIの発展

また、AIの発展もOCRの需要を高めた理由の一つです。
AIがOCRに組み込まれることで、非定型文章の読み込みが可能となり、またディープラーニングによる学習機能で手書き文書の読み取り精度が向上しています。これらが、OCRの需要を高めた一因といえるでしょう。

OCRの利用用途

OCRは、おもに以下のような用途で利用されています。

  • RPAと連動した請求書取り込みの自動化
  • 申込書、申請書の取り込みと自動振り分け
  • 名刺を読み取り保管
  • アンケートデータの自動読み取りと集計

このほかにも用途はたくさんありますが、一般的には上記のような用途で利用されているケースがほとんどです。

まとめ

今回は、生産性の向上には欠かせないOCRについてご紹介してきました。OCRは、ここ数年で多くの技術改良がされており、紙媒体以外でも文字認識をするほど性能を上げています。そのため、RPAなどとの連携により、人がこれまで行っていた作業レベルの仕事も一連の流れで仕組み化し、自動化することが可能です。これからの社会において、RPAやOCRを利用して人に代わる労働力を導入していくことが必要になってくるといえるでしょう。

PFUが提供するOCRでは、長年の経験や実績を活かし、OCRにおいてきめ細かなチューニングを設定することができます。手書き文字から活字、バーコードまで幅広く対応していますのでぜひご活用ください。