A4 サイズより大きい原稿を読み取る

A3 や B4 などの A4 より大きいサイズの原稿を ScanSnap で読み取るには、オプションの A3 キャリアシートを使用します。

原稿を 2 つ 折りにして両面を読み取ると、1 つのイメージデータにつなぎ合わせて保存できます。

セットできる原稿の条件は、A3 キャリアシートを使用する原稿を参照してください。

  1. ScanSnap の[Scan / Stop]ボタンが紫色で点灯していることを確認します。
  2. A3 キャリアシートに原稿をセットします。
    1. 読み取り面を外側にして、原稿を中央から 2 つに折り曲げます。

      原稿の折り曲げ部分がふくらまない程度まで、しっかりと折り曲げてください。

      原稿を折り曲げる
    2. A3 キャリアシートの表面を開いて、原稿をはさみます。

      原稿の上側を A3 キャリアシートの上端、折り目側を右端に、隙間のできないようにしっかりと合わせます。

      A3 キャリアシートに原稿をセットする
    ヒント

    A3 キャリアシートの白黒のパターンが印刷された部分を上にしたときに、右端に縦線のある面が、A3 キャリアシートの表面です。

  3. A3 キャリアシートの表面を上向きにして、白黒のパターンが印刷された部分を、ScanSnap 給紙部にまっすぐ差し込みます。
    ScanSnap に原稿をセットする

    A3 キャリアシートが ScanSnap に固定されるまで引き込まれます。

    ヒント

    ScanSnap の排出ガイドを開けた状態でA3 キャリアシートを読み取ると、原稿づまりが発生します。A3 キャリアシートは、排出ガイドを閉じた状態で読み取ってください。

    排出ガイドを閉じる
  4. ScanSnap の[Scan / Stop]ボタンを押して、原稿を読み取ります。
  5. A3 キャリアシートを裏返して、手順 3. と同様に ScanSnap にセットします。

    原稿の裏面が読み取られます。

  6. ScanSnap の[Scan / Stop]ボタンを押して、原稿の読み取りを終了します。

    ScanSnap Cloud サービスにイメージデータを送信している間は、[Scan / Stop]ボタンが青色に点滅します。

    イメージデータの送信が完了すると[Scan / Stop]ボタンが紫色の点灯状態に戻ります。

    表面および裏面のイメージデータが見開きの状態で保存されます。

    見開きイメージデータ

    ScanSnap Cloud アプリケーションのスキャンリストを更新すると、スキャンリストに新しい読み取り履歴が追加されます。スキャンリストについてはメイン画面を参照してください。

    ヒント

    イメージデータが保存先サービスに保存されたとき、コンピュータに通知が届きます。

  7. 原稿の種別に対応した保存先サービスで、イメージデータが正しく読み取られているか確認します。

    イメージデータは、ScanSnap Cloud アプリケーションのプレビューでも確認できます。

    ヒント

    指定した保存先サービスにイメージデータが保存されない場合、原稿の種別が誤って判別された可能性があります。その場合は、別の保存先サービスに転送できます。詳細は、別の保存先サービスに転送するを参照してください。

    上記の対処が難しい場合は、原稿の種別の判別を無効にして、1 つの保存先サービスを指定してください。原稿の種別に関係なく、指定した保存先サービスに保存されます。詳細は、ScanSnap Cloud 設定画面(「スキャン設定」タブ)を参照してください。

重要
  • イメージデータの見開きの継ぎ目部分に、隙間ができたり、線が入ったりする場合があります。また、A3 キャリアシートに厚みのある原稿をセットして読み取ると、見開きの継ぎ目部分を中心にして、イメージデータがハの字に傾く傾向があります。

    これらの現象は、以下のように原稿を A3 キャリアシートにはさむと改善される場合があります。

    • 原稿をしっかりと折り曲げる

    • 原稿の端を A3 キャリアシートの端にしっかりと合わせる

    • A3 キャリアシートの表面と裏面を逆にセットする

  • 原稿の折り曲げ部分の検出誤差により、イメージデータの見開きの継ぎ目が欠ける場合があります。その場合には、A3 キャリアシートに原稿をはさむときに、原稿の折り曲げ部分を A3 キャリアシートの端から 1mm ほど内側にずらしてください。