環境データ

エネルギー

継続的な設備更新・運用改善による事業所エネルギー消費量・CO2排出量削減で地球温暖化対策に貢献

二酸化炭素に換算した当社事業所の温室効果ガス総排出量は以下の通りです。

上記の温室効果ガス総排出量は、WRI/WBCSD GHGプロトコルのScope1とScope2の合計(t-CO2)
Scope1:ガソリン・軽油(社有車、構内利用) 、液化石油ガス(食堂厨房)、都市ガス(冷暖房)、灯油(暖房)
Scope2:購入電力、熱(横浜本社の地域冷暖房)

【換算係数】 購入電力:省エネ法報告値の電力会社毎の換算係数を使用
液化石油ガス:5.98t-CO2/千㎥(固定)、都市ガス:2.23t-CO2/千㎥(固定)
熱:0.057t-CO2/GJ(固定)、ガソリン:2.32t-CO2/kL(固定)
軽油:2.619t-CO2/kL(固定)、灯油:2.49t-CO2/kL(固定)

廃棄物

産業廃棄物ゼロエミッション達成で循環型社会に貢献

廃棄物等総発生量

当社事業所の廃棄物等総発生量は以下の通りです。事務所系、工場系のすべての事業所において、廃棄物のゼロエミッション(注1)を達成しています。

一般可燃物をRDF化した場合など、サーマルリサイクル後の残さについても、路盤材やセメントの原料として有効利用されていることを確認しています。

廃棄物発生量は、2012年度から2014年度の平均555トンの5%以上削減した量527トン以下に抑制することを目標として取り組みました。2022年度実績は304トン(42%減)となり目標を達成しました。

(注1)事業所から排出された廃棄物をすべてリサイクルなどにより有効利用し、単純焼却と埋め立て処理を0.5%未満にするものと定義しています。この廃棄物とは汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、金属くず、木くず、繊維くず、ガラス・陶磁器くず、動植物残さ(食堂生ゴミ)の11種を対象としています(医療系廃棄物は対象外)。

(備考)有価物量は、有償売却された量と定義しています。 最終処分量は、再資源化、熱回収、単純焼却以外の残さ量(埋立)と定義しています。

事業所での水資源使用量を適正管理しています。

水資源総使用量

水資源の用途は、全事業所における生活用水と冬季の館内加湿(水道水)及び、本社における夏季の植栽散水(地下水)、本社とProDeSセンターにおける融雪(地下水)です。当社事業所では水資源を生活用水として使用しています(工業用水には使用していません)。

水資源総使用量は、2018年を基準年として2022年度に1%以上削減35.6千㎥以下とすることを目標として取り組みました。2022年度は、例年より降雪量が多く融雪(地下水)が増加したため、実績38千㎥(2.4%増)で目標未達成となりました。

水資源は生活用水として使用しており、再使用やリサイクルに使用している水資源はありません。

水資源総排水量

排出した水資源の内訳は、生活排水(下水道)、融雪用の地下水利用(河川)、植栽等の散水(地下水域)です。事業所から排水する水質を確保するために自主管理値を設定し、継続的に水質の監視・測定を行っています。

2022年度は、融雪のための地下水使用量が増加し、河川への排水量が増加しました。

化学物質

事業活動で使用する化学物質の取扱量を適正管理しています。

化学物質取扱実績

設計・開発、評価、製造、保守、構内清掃などに使用する化学物質について、その量に関わらず年間取扱量を集計しています。

PRTR法対象化学物質

2022年度のPRTR法対象化学物質取扱量は以下の通りであり、都道府県等へ届出が必要な年間取扱量に達した化学物質はありませんでした(注2)。
なお、特定第一種指定化学物質の取扱はありませんでした。
取扱量は、2012~2014年度の平均0.132トン以下に抑制することを目標として取り組みました。
2022年度実績は0.098トン(9%減)となりました。

PRTR法対象化学物質の年間取扱量(第一種指定化学物質)

(トン)

化学物質名 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸 0.034 0.031 0.044 0.031 0.031
ポリオキシエチレンアルキルエーテル 0.021 0.022 0.022 0.019 0.023
2-アミノエタノール 0.021 0.026 0.027 0.025 0.019
銀及びその水溶性化合物 0.028 0.039 0.031 0.022 0.019
メタクリル酸メチル 0.000 0.000 0.006 0.006 0.004
メチレンビス(4,1-フェニレン)=ジイソシアネート 0.000 0.000 0.000 0.000 0.001
ドデシルエーテル硫酸エステルナトリウム 0.002 0.001 0.001 0.001 0.001
2,6-ジ-ターシャリーブチル-4-クレゾール 0.000 0.000 0.000 0.001 0.000
メタクリル酸 0.000 0.000 0.000 0.000 0.000
ノルマル-ヘキサン 0.001 0.001 0.001 0.001 0.000
その他 0.016 0.002 0.001 0.001 0.000
合計 0.135 0.123 0.136 0.107 0.098

(注2)第一種指定化学物質は1トン/年以上、特定第一種指定化学物質は0.5トン/年以上

VOC(揮発性有機化合物)

VOCの排出規制対象となる特定施設はありませんが、自主的な取り組みとしてVOC取扱量の維持管理を行っています。
取扱量は、2012~2014年度の平均1.266トン以下に抑制することを目標として取り組みました。2022年度実績は0.614トン(35%減)となり目標を達成しました。

VOCの年間取扱量

(トン)

化学物質名 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
イソプロピルアルコール 0.746 0.770 0.790 0.809 0.465
酢酸ブチル 0.056 0.066 0.046 0.058 0.074
エタノール 0.150 0.134 0.097 0.053 0.052
その他 0.030 0.043 0.017 0.018 0.023
合計 0.982 1.013 0.950 0.938 0.614

温室効果ガス

当社で取り扱っている2022年度の温室効果ガス取扱量は以下の通りです。2022年度の年間取扱量を二酸化炭素に換算すると約6トンに相当します。
取扱量の削減目標は、当社事業所全体の温室効果ガス総排出量削減として取り組んでいます。

温室効果ガスの年間取扱量(二酸化炭素換算)

(トン)

化学物質名 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
1・1・1・2-テトラフルオロエタン(HFC-134a) 23.271 13.974 11.517 7.061 6.155
1・1-ジフルオロエタン(HFC-152a) 0.023 0.000 0.054 0.059 0.233
非エネルギー起源二酸化炭素 0.001 0.000 0.001 0.000 0.000
合計 23.295 13.974 11.572 7.120 6.388