iX1300 の内部の清掃

原稿の読み取りを繰り返していると、ScanSnap 内部に、紙粉やほこりがたまり、読み取り不良の原因となります。

ScanSnap 内部は、目安として、原稿を 1,000 枚読み取るごとに清掃してください。ただし、この目安は読み取る原稿によって変わります。例えば、トナーが十分定着していない原稿の場合、より少ない枚数で清掃が必要となることがあります。

  • ScanSnap を清掃する場合は、ScanSnap の電源を OFF にして、電源ケーブルをコンセントから抜いてください。火災、感電の原因となることがあります。
  • パッドユニット、ピックローラなどの内部の部品は、小さなお子様の手が届く所に置かないでください。けがの原因となることがあります。
  • ScanSnap の使用中は、内部のガラス表面が高温になります。

    内部を清掃する場合は、電源ケーブルをコンセントから抜き、15 分以上待ってから清掃してください。

  • 清掃の目的でエアスプレーおよびアルコールを含むスプレーは使用しないでください。スプレーから噴射される強い空気によって、紙粉やほこりがScanSnap 内部に侵入し、故障やScanSnap の異常の原因となることがあります。

    また、静電気によるスパーク(火花)により引火するおそれがあります。

  • 清掃中は、ScanSnap 内部を確認しながら、ピックバネ(金属部)に手や布が引っ掛からないように注意してください。ピックバネ(金属部)が変形して、けがの原因になることがあります。
重要
  • ScanSnap 内部を清掃するときは、水や中性洗剤を使用しないでください。
  • クリーナー F1 を大量に使用すると、なかなか乾かない場合があります。適量を布にしみこませて使用してください。

    また、清掃箇所にクリーナー液が残らないように柔らかい布でよくふき取ってください。

  • ScanSnap の使用中は、底面の温度が高くなることがありますが、装置動作や人体への影響はありません。ScanSnap を持ち運ぶ場合は、落とさないように注意してください。
ヒント
  • ScanSnap の読み取り枚数は、「ScanSnap Manager - 消耗品の管理」画面の「総スキャン枚数」で確認してください。

    「ScanSnap Manager - 消耗品の管理」画面は、Dock の ScanSnap Manager のアイコン通信を、キーボードの「control」キーを押しながらクリックし、ScanSnap Manager のメニューから「消耗品の管理」を選択すると表示されます。

  • 「原稿検知センサーが汚れています。」というメッセージが表示された場合は、ScanSnap 内部の原稿検知センサーを清掃してください。
  1. 電源ケーブルをコンセントから抜きます。
  2. 給紙カバー(原稿台)に原稿がある場合は、原稿を取り除きます。
  3. ADF カバーの外側にある排出ローラー(4か所)を清掃します。
    内部の清掃箇所

    乾いた布に少量のクリーナーF1 をしみこませて、ローラーを手動で少しずつ回転させながら、よごれやほこりを軽くふき取ります。

    ローラーの表面を傷めないように注意してください。

    異物が付着している場合、原稿づまりや原稿送り不良を起こすおそれがありますので、十分に清掃してください。

    重要
    • 原稿押さえプレートが起き上がっていることを確認してください。

      原稿押さえプレートが倒れている状態で原稿を読み取ると、原稿づまりの原因となります。

      原稿押さえプレートが倒れている場合は、指で起こしてください。

      原稿押さえプレートを起こす
    • 原稿押さえプレートが外れた場合は、サービスセンター窓口の株式会社 PFU イメージング サービス&サポートセンターまで連絡してください。詳細は、修理・お問い合わせの「お問い合わせ窓口」を参照してください。
  4. カバーオープンレバーを手前に引いて、ADF カバーを開けます。
    ADF カバーを開ける
  5. 乾いた布に少量のクリーナーF1 をしみこませて、以下の箇所を清掃します。
    内部の清掃箇所
    重要

    清掃するときは、布を原稿検知センサーに引っ掛けて破損しないように注意してください。

    • ピックローラ(1 か所)/ フィードローラー(2 か所)/ 排出ローラー(2 か所)

      手で回転させながら、ローラー表面のよごれやほこりを軽くふき取ります。

      異物が付着している場合、原稿づまりや原稿送り不良を起こすおそれがありますので、十分に清掃してください。

    • ガラス(2 か所)

      ガラス面に付着したよごれやほこりをふき取ります。

      ヒント

      ガラスに糊などの粘着物が付着している場合は、丁寧にふいて取り除いてください。

      よごれが残っていると、イメージデータに縦筋が入る場合があります。

    • パッドユニット(1 か所)

      ゴム製のパッド表面に付着したよごれやほこりを、上から下に向かってふき取ります。このとき、ピックバネ(金属部)に、手や布が引っ掛からないように注意してください。また、ピックアームは下げた状態のままにしてください。

    • 原稿検知センサー(4 か所)

      原稿検知センサーの表面に付着したよごれやほこりを、軽くふき取ります。ふき取りにくい場合は、綿棒を使って清掃してください。

  6. 本体側のフィードローラーと排出ローラーを清掃します。
    1. 電源ケーブルをコンセントに接続し、ADF カバーを開けた状態で、[Scan]ボタンを 3 秒間押します。
      重要

      フィードローラーと排出ローラーを清掃するときだけ、電源ケーブルをコンセントに接続してください。

    2. 乾いた布に少量のクリーナーF1 をしみこませて、以下の箇所を清掃します。
      フィードローラーと排出ローラーを清掃
      • フィードローラー(2 か所)/ 排出ローラー(2 か所)

        [Scan]ボタンを押すと、一定量ローラーが回転します。ローラーの表面を傷めないように、よごれやほこりを軽くふき取ります。異物が付着している場合、原稿づまりや原稿送り不良を起こすおそれがありますので、十分に清掃してください。

        ヒント

        [Scan]ボタンを 7 回押すと、フィードローラーと排出ローラーが 1 回転します。

  7. ADF カバーを閉じます。

    ADF カバーは、「カチン」と音がするまでスタッカーと一緒に閉じてください。

    ADF カバーを閉じる
    重要

    ADF カバーが完全に閉じていることを確認してください。

    完全に閉じられていないと、原稿づまり、原稿送り不良、または画像不良を起こすおそれがあります。