PFU IT Fair 2015 東京会場 セミナープログラム

【基調講演】

TK1

11時～12時10分

『新たな社会の到来』 ～IoTがもたらす世界～

マーケットでは「IoT社会」の到来が叫ばれ、行政、流通、ヘルスケア、災害対策などのさまざまな分野での貢献が期待されています。我々生活者の利便性向上や、産業やサービスの効率化、省エネルギー化などを通し、安心安全な社会の実現を目指す商品やサービスが続々と登場しようとしています。
では、IoT社会において企業として、あるいはサービス提供者としてどのような役割を担うべきか？
また、同時に、サイバー・セキュリティのリスクの増大も懸念される中、どう備えを進めるべきか。
新たな社会の到来に向けて「TRONプロジェクト」のリーダーを務める坂村氏にご講演いただきます。

【プロフィール】

1951年東京生まれ。1984年からオープンなコンピュータアーキテクチャTRONを構築。TRONは携帯電話の電波制御をはじめとして家電製品、オーディオ機器、デジタルカメラ、FAX、車のエンジン制御、ロケット、宇宙機などの組込みOSとして世界中で多く使われている。現在、いつでも、どこでも、誰もが情報を扱えるユビキタス・ネットワーキング社会実現のための研究を推進している。2002年1月よりYRPユビキタス・ネットワーキング研究所長を兼任。IEEEフェロー、ゴールデンコアメンバー。2002年総務大臣賞受賞、2003年紫綬褒章、2006年日本学士院賞受賞。著書に『ユビキタスとは何か』、『変われる国、日本へ』、『不完全な時代』、『毛沢東の赤ワイン』など多数。

【特別講演】

TK2

13時～14時

ついに動き出した政府 電子化へ大きなうねり
～企業に求められる電子化への制度整備～

e-文書法という法律は存在するものの、運用面では実務的障害が大きく、電子化は遅れ、経営効率にも影響をあたえる状況ともいえます。いま政府は現状の打破をめざし、JIIMA（公益社団法人日本文書情報マネジメント協会）などの民間の声に答える形で、規制緩和に向けて大きく方向転換をしました。平成27年度の税制改正大綱が閣議決定、国税関係書類のスキャナ保存制度が規制緩和されることで、企業内で発生する紙文書の電子化が加速し、その活用範囲が拡大すると考えられます。今後の電子化に対していかに適格に対応すべきなのか、企業情報管理の第一人者である、弁護士 牧野氏にご講演いただきます。

【プロフィール】

企業情報管理の第一人者であり、法曹界のオピニオンリーダー。政府の産業構造審議会臨時委員のほか、専門委員会委員も歴任。東京大学大学院の非常勤講師を始め、いくつかの大学の客員教授、講師を経て、現在は日本内部統制研究学会の評議員でもある。「内部統制時代の文書・情報マネジメント」「新会社法の核心－日本型『内部統制』問題」など著作・講演多数。JIIMAが認定する「文書情報マネージャー認定セミナー」講師。

TC1

14時10分～14時40分

拡がる「かざす」世界 －NFCデバイスの多様化によって－

ソニー株式会社 ／
プロフェッショナル・ソリューション事業本部 FeliCa事業部 事業部長 坂本 和之 様

2001年に国内の交通カードとして非接触ICカードが導入されて以来、現在では「かざす」場が大きな拡がりを見せています。今後2020年に向けて、海外の非接触クレジットやNFCモバイルと、どのように融合し、拡大していくのかご説明いたします。

TC2

14時50分～15時20分

内部統制対応と業務のペーパーレス化について

大和ハウス工業株式会社 ／
情報システム部 経営基盤2グループ グループ長 福嶌 健 様

内部統制への対応と共に実現した大和ハウス工業のペーパーレス化への取り組みをご説明します。またe-文書法の要件緩和に伴い、目指している展望についてご紹介いたします。

TC3

15時30分～16時

より便利にイメージ情報のデジタル化 ～免許証OCRと今後の展開～

ヤマトシステム開発株式会社 ／
イメージ情報ソリューション事業部 マネージャー 白井 辰弥 様

日常生活で、宅配の送り状、商品やサービスの注文・申込書など住所氏名を手書き記入するシーンがあります。この手書きの煩わしさを解消し、早く簡単で便利にする免許証OCRの活用事例と今後の展開をご紹介いたします。

TP1

13時～13時30分

ラックのIT活用への思いと、その取り組み
～スマート・ビジネス・ファクトリ設立とIT企業としてのチャレンジ～

株式会社ラック ／
取締役 専務執行役員 CTO 兼 スマート・ビジネス・ファクトリ GM 西本 逸郎 様

急激なITの発展に伴い、PCなど仕事を取り巻く全てのITを賢く使いこなすことが必要とされています。新設された自社組織「スマート・ビジネス・ファクトリ」を作った思い、また自社でのIT活用の取り組みへの考えと実情をお伝えいたします。

TP2

14時50分～15時20分

ID情報とデータ利活用～クラウドで実現するマーケティングPDCA～

富士通エフ・アイ・ピー株式会社 ／
LCMサービス本部 本部長代理 小高 信人 様

流通小売事業者様を中心に、導入が拡大するハウス電子マネー、ポイントカード。本講演では、ハウス電子マネーサービスの導入事例、ならびに、収集した購買情報を利活用するためのクラウド型分析サービスについてご紹介いたします。

TP3

15時30分～16時

エンタープライズの現実解、ハイブリッドクラウドによるインフラ最適化の実現

ニフティ株式会社 ／
執行役員 兼 クラウド事業部 事業部長 上野 貴也 様

クラウド利用シーンにおいて、オンプレミスとのギャップに悩むエンタープライズ企業は少なくありません。本講演では、クラウド活用の現実解として注目される「ハイブリッドクラウド」について、事例を交えつつ最新動向をお伝えいたします。

TP4

16時10分～16時40分

クラウドサービス連携によるバックオフィスの自動化

freee 株式会社 ／
マーケティング 藤崎 裕也 様

30万の事業所が利用するシェアNo.1のクラウド会計ソフト freeeは、経理・簿記の知識がなくても使える個人事業主・中小企業のための会計ソフトです。クラウドサービス同士の連携により、バックオフィス業務をいかにして最適化するかをご紹介いたします。

TW1

10時30分～10時50分

クラウドとスマートデバイスで現場作業を支援する3点セットのご紹介

PFUアプリケーションズ株式会社 ／
第一システム事業部 第二システム部 プロジェクト部長 小坂 茂樹

近年、工場や倉庫においても、『ITを活用した業務効率化』は大切な取り組みテーマの一つとなっています。クラウドとスマートデバイスを使って現場作業を支援する仕組みを、事例と共にご紹介いたします。

TW2

10時30分～10時50分

急増するサイバー被害から企業を守る戦略

株式会社PFU ／
アプライアンスソフトウェア事業部 企画部 部長 平松 幸司

現在企業へのサイバー攻撃が急増しています。本ワークショップでは、その活動実態をわかりやすくデモンストレーションし、これらの脅威からいかに企業を守るのか、基本から最新の取り組みまでをご説明いたします。

TW3

13時～13時20分

情報KIOSKの集客活用 新たなステージへ

株式会社PFU ／
ビジネス推進統括部 担当部長 潮地 良明

ポイント、クーポン、電子マネーといった集客用途での活用も定着し、今日では、さらに進んだサービスが提供されはじめています。本ワークショップでは、情報KIOSKの新たな活用方法について、事例を交えながらご紹介いたします。

TW4

14時10分～14時30分

経理マンが実践した 「e-文書法」国税関係書類のスキャナ保存

株式会社PFU ／
経営管理部 担当部長 古木 隆義

国税関係書類の「e-文書法対応」スキャナ保存の社内実践の状況をご紹介いたします。現場の経理マンが実際の利用者となって初めて分かったことや、その効果など、当社だからこその生々しい体験談を交え、お伝えいたします。

TW5

16時10分～16時30分

PFUが実践したオフィス移転と紙文書のスリム化

株式会社PFU ／
IT統括部 ドキュメント活用センター センター長 江上 伸一

2014年10月、PFUは京浜地区の3つの事業所を横浜に集結しました。これを機会に、ワークスタイルの変革を目的に徹底的な紙文書のスリム化へ挑みました。私達が実践した取り組みとその成果をご紹介いたします。