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iPadOS 15への対応について

iPadOS 15の環境でSmart帳票 Reader Proをお使いになる場合、以下の事象が発生することを確認しております。対応についてご確認いただきますようお願い申し上げます。

2022年1月20日 更新

1. 対象となる製品

  • Smart帳票 Reader Pro for iOS V2.0L40

    ※旧版(V2.0L30以前)では、iPadOS 15はサポート対象外となっております。

  • Smart帳票 Reader Pro V3.0L11 ※Smart帳票 Reader Pro(iOS)をお使いの場合

    ※V3.0L10では、iPadOS 15をサポートしません。
    iPadOS 15がインストールされたiPadをご利用になる場合は、下記の「5.お問い合わせ先」へご連絡ください。


2. 事象

  • Smart帳票 Reader Pro for iOS V2.0L40

    事象1:

    Smart帳票 Reader Pro for iOS使用時、ダウンロード、アップロード、テンプレートの同期において、処理中のまま操作が終わらない場合があります。
    プロキシ構成を「自動」に設定して、プロキシ自動構成(PAC)でのHTTP通信を使用している場合に発生します。
    なお、Cordovaインターフェース使用時は本事象は発生しません。

    事象2:

    Smart帳票 Reader Pro for iOS使用時、ビューア画面で「ツール-印刷」を選択後、アプリが異常終了します。
    なお、Cordovaインターフェース使用時は本事象は発生しません。
    また、「ツール-開く」または「ツール-メール送信」を選択してPDFファイルをエクスポートしたり、メール送信する場合には本事象は発生しません。

    事象3:

    スクリブルを使用して文字を入力するとアプリが異常終了する場合があります。
    なお、OSの設定で、Apple Pencilのスクリブルをオフにした場合は本事象は発生しません。

    事象4:

    アプリが起動せず、以下のメッセージが表示される場合があります。

    「"Smart帳票"はアップデートの必要があります
    AppをこのバージョンのiOSで動作させるには、デベロッパによるアップデートが必要です。」

    ※2021年6月にサポート登録ユーザー様に「Apple社の署名フォーマットの仕様変更への対応について」にてお知らせしたiPadOS 14.6と同じ事象となります。

  • Smart帳票 Reader Pro V3.0L11

    事象1:

    Smart帳票 Reader Pro(iOS)使用時、ダウンロード、アップロード、テンプレートの同期において、処理中のまま操作が終わらない場合があります。
    プロキシ構成を「自動」に設定して、プロキシ自動構成(PAC)でのHTTP通信を使用している場合に発生します。
    なお、Cordovaインターフェース使用時は本事象は発生しません。

    事象2:

    スクリブルを使用して文字を入力すると帳票画像の表示が異常に小さくなる、またはアプリが異常終了する場合があります。
    なお、OSの設定で、Apple Pencilのスクリブルをオフにした場合は本事象は発生しません。

    事象3:

    開発環境としてmacOS Catalina 10.15を使用している場合、アプリが起動せず、以下のメッセージが表示される場合があります。

    「"Smart帳票"はアップデートの必要があります
    AppをこのバージョンのiOSで動作させるには、デベロッパによるアップデートが必要です。」

    なお、 Apple Developer Program契約でApp Storeに非公開登録したアプリを、Apple Business Managerで管理する形態では発生しません。


3. 対処

  • Smart帳票 Reader Pro for iOS V2.0L40

    事象については、現在調査中です。
    iPadOS 15へのアップデートをお控えいただきますようお願いいたします。

  • Smart帳票 Reader Pro V3.0L11

    事象ごとの対処は以下の通りです。

    事象1:

    iPadOS 15でプロキシ自動構成(PAC)でのHTTP通信は非推奨になりました。
    HTTPS通信を使用、もしくはプロキシの情報を手動で直接指定してご使用してください。

    事象2:

    この事象を回避するには、BIP Smartの以下のアップデートプログラムの適用が必要です。

    Smart帳票 Reader Pro(iOS) アップデート(V3.0L11-4)

    アップデートの提供をご希望の場合は、お手数ですが「5.お問い合わせ先」までご連絡ください。

    事象3:

    Apple社のコード署名形式の仕様変更により、署名した環境が古いアプリの場合、この事象が発生します。
    iPadOS 15のタブレットでアプリを使用する場合、開発環境は、macOS Big Sur 11をご使用ください。


    以下のApple社の公式サイトを参考にしてアプリを作成します。
    [参考]

    1. ビルド環境としてmacOS Catalina 10.15を使用している場合、macOS Big Sur 11にアップデートします。
      ※V3.0L11はXcode 12.2に対応しています。ビルド環境のXcodeはアップデートしないように注意してください。
    2. ビルド時に指定したプロビジョニングプロファイルがDERでエンコードされていない形式の可能性があります。
      新たにプロビジョニングプロファイルを作成してダウンロードします。
    3. ダウンロードしたプロビジョニングプロファイルをキーチェーンへインストールします。
    4. Xcodeでインストールしたプロビジョニングプロファイルを指定して社内配布用アプリケーションを作成します。

4. 今後の予定

  • Smart帳票 Reader Pro for iOS V2.0L40

    事象への対応が決まり次第お知らせいたします。


5. お問い合わせ先

本件に関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。