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ドキュメントキャプチャリングサービス
オリックス自動車株式会社様

免許証の情報をシステムに自動連携 レンタカー店舗業務の生産性向上を実現

労働人口の減少が進む中、企業には働き方改革や生産性向上に向けた取り組みが強く求められる。 カーリース・レンタカー・カーシェアリング事業などを展開するオリックス自動車では、レンタカー店舗業務の効率化を目指してPFUの「DynaEye 運転免許証OCR」を新たに導入。 スキャナで読み取った免許証情報をシステムに自動連携することで、大幅な時間短縮と業務効率化に成功している。




レンタカー店舗業務の生産性向上が大きな課題に

オリックスグループの多角化した事業領域の一翼を担う企業として、自動車関連事業を幅広く展開するオリックス自動車。同社 執行役員 レンタカー本部長 池田 学氏は「カーリース・レンタカー・カーシェアリングの3つのサービスをワンストップでご提供できるのが当社の大きな強み。近年では、お客様の多様なニーズにお答えすべく、従業員の車両運行を可視化するテレマティクスサービス『e-テレマ』などの付加価値サービスもご提供しています」と説明する。

同社のカーリース管理台数は、131万4,000台と業界トップ。また、レンタカー、カーシェアリングも業界2位と、まさにこの分野におけるリーディング・カンパニーとして躍進を続けている。

レンタカー事業において、課題となっていたのが生産性向上、働き方改革に向けた取り組みだ。池田氏は「『所有から利用へ』の流れが加速する中で、当社の事業も順調に成長を続けています。しかし、その一方で、業務の担い手である人材の確保はどんどん難しくなっています。今後もお客様に高品質なサービスをご提供し続けるためには、業務の効率化や生産性向上をさらに推し進めていかなくてはなりません」と語る。

毎日多くの利用者が訪れるレンタカー店舗でも、こうしたニーズは非常に強いとのこと。池田氏は「当社のレンタカー事業には直営店とフランチャイズ店がありますが、フランチャイズ先のパートナー企業からも業務改善の要望が数多く寄せられていました。そこで今回、レンタカー店舗業務のさらなる効率化に挑むことにしたのです」と続ける。



オリックス自動車様事業所 スキャナを使った運転免許証の読み取り

識字率の高さを評価し「DynaEye 運転免許証OCR」を採用

今回の取り組みでは、まず既存のレンタカー店舗業務の洗い出しを実施。同社 レンタカー本部 レンタカー統括部 統括チーム マネージャ 野崎 浩介氏は「店舗の業務オペレーションをひとつずつチェックし、どこに改善を加えると一番効果が高そうかを丹念に探っていきました。その結果、ターゲットとして浮かび上がってきたのが、免許証情報の読み取りと入力業務でした」と振り返る。

これまでの業務フローでは、利用者の免許証を預かって店頭でコピーし、さらにその情報をバックエンドで業務システムに手入力していた。たとえば、1日100件の利用がある店舗なら、免許証コピーやデータ入力、コピー紙廃棄などの手間が100件分掛かっていたのである。

「こうした作業を効率化することができれば、店舗業務の生産性にも相当なメリットが見込めます。また、この業務は全てのレンタカー店舗に共通するものなので、全国の店舗すべてで改善効果を生み出すことができます」と野崎氏は語る。
プロジェクトの初期には、利用者自身にタブレットを渡して免許証を撮影してもらう方法も検討されたが、お客様が操作に迷われるとご案内が遅れてしまうといったおそれもある。そこで据置型のスキャナを店舗スタッフが操作する方法を採用し、市場に提供されているOCRソリューションの比較・検討を行った。ここで選ばれたのが、PFUのA6フラットベッドスキャナ「fi-65F」と業務用OCR製品「DynaEye 運転免許証OCR」である。

オリックスグループのシステム領域を担うオリックス・システム 自動車・レンタカー・レンテック担当グループ レンタカーチーム アシスタントマネージャ 上野 恭輔氏は、採用の決め手を「OCR系のソリューションを選ぶ際には、やはり識字率の高さが一番気になります。複数の製品をチェックしましたが、その中で識字率が高く、われわれの期待する品質を確保できそうな商品の一つが『DynaEye 運転免許証OCR』でした。最終的には、コストが低く抑えられる点も大きなポイントとなり、選定に至りました」と語る。


池田 学氏

オリックス自動車株式会社
執行役員
レンタカー本部長

池田 学氏

野崎 浩介氏

オリックス自動車株式会社
レンタカー本部
レンタカー統括部
統括チーム マネージャ

野崎 浩介氏

上野 恭輔氏

オリックス・システム株式会社
自動車・レンタカー・レンテック担当グループ
レンタカーチーム
アシスタントマネージャ

上野 恭輔氏


免許証情報を効率的にスキャン 既存システムとの連携もクリア

新システムの構築にあたっては、様々な工夫も盛り込まれている。「たとえば、スキャニングの動作範囲を限定したこともその一つ。通常、スキャナで文書を読み込む際には、読み取り台の端から端までスキャニングを行いますが、免許証の大きさを考えると動作に無駄が多い。そこで、免許証の範囲だけセンサーを動かすようにしています」と野崎氏は説明する。

実際に店舗でスキャニングを行う際にはスキャナの右上隅に免許証を置くが、「DyneEye 運転免許証OCR」はこの時に上下が逆になっていても問題なく認識が行える。店舗スタッフがその都度上下を確認する必要もないため、スピーディに作業を行うことが可能だ。

「業務上、スピードが重要視されるため免許証の読み取り速度を高速化することに力を入れました。5秒程度で読み取りを完了できるはずが、10秒以上要するという課題に直面しましたが、PFUのサポートと技術支援のおかげで無事課題を解決することができました」と上野氏は語る。

レンタカー事業は夏休みに繁忙期を迎えることから、同社ではまず2017年6月に直営店舗への導入を実施。現場での運用に問題がないことを確認した上で、同年7月に全国約1,000店舗への一斉展開を行った。

業務処理を約1/3に短縮 生産性向上に大きく貢献

こうして導入された「DynaEye 運転免許証OCR」は、同社のビジネスに大きなメリットをもたらしている。

「コピー機と手作業による従来の業務フローでは、一件のデータの一連処理に約3分の時間を要していました。しかし現在では、同じ業務を約1分と1/3の時間で処理することができます」と池田氏は力強く語る。

新千歳空港や那覇空港などの店舗では、1日あたりのレンタカー利用件数が数百件規模にも上るという。それだけに時間短縮効果も非常に大きい。たとえば仮に500件とすれば、これまで25時間かかっていた業務が約8時間で終えられるのである。
「この効果は絶大で、店舗からも感謝の声が数多く寄せられています」と池田氏は語る。各店舗には少額ながらもコストが発生するため、当初はあまりシステム導入に前向きでない意見もあったという。しかし、その効果を実感してからは、こうした意見も全く聞かれなくなったとのことだ。

「業務の省力化が図れたことで、店舗スタッフの働き方も変化しました。お客様への応対や顧客企業への営業活動など、より付加価値の高い業務に力を注げるようになりました。今後もITによる効率化を追求し、人は人でしかできない業務に専念できるようにしていきたい」と抱負を語る池田氏。その取り組みを、PFUもしっかりと下支えしていく。

(2018年3月1日現在)


お客様概要

名称 オリックス自動車株式会社
本社 東京都港区芝3-22-8
設立 1973年6月
公式HP https://www.orix.co.jp/auto/
事業概要 カーリース・レンタカー・カーシェアリングを中心に、自動車に関連するサービスをトータルに展開するオリックスグループ企業。車両管理BPOやテレマティクス、リスクコンサルティング、事故・故障サービスなど、多彩な管理サービスも提供している。
オリックス自動車株式会社様外観

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