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タイムスタンプサービス 入門講座

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第3回 「時代が迫る!コンプライアンス強化 (知らぬ間にタイムスタンプ!)」
後を絶たない不祥事・社会不安や詐欺事件に終止符

誰もが一度は聞いたことがあると思われる有名な粉飾決算事件「米国企業のエンロンやワールドコムによる虚偽の報告」があります。この事件は、経済や多くの投資家に打撃を与えたといわれております。一方、身近な話として、カネボウや西武鉄道による有価証券報告書の虚偽記載事件が思い出されます。最近では、現在係争中(注)のライブドア事件や、建築業界・国民を震撼させた耐震強度偽装事件、更にフィッシング詐欺などに代表される 、インターネットや携帯電話などの社会インフラを逆手に取った詐欺事件が横行しています。このような事件は、民間企業にとって脅威となります。談合事件など行政機関においても不祥事が続出しています。今や〝何を信じたら良いのか〞と思案の種が尽きないほど、「不正」、「詐欺」といった言葉や不安がつきまとう社会状態にあると感じます。


皆様もお気づきのように、このような時だからこそ、タイムスタンプサービスが必要(有効)なのです。声を大にして申し上げますが、「タイムスタンプサービスは、信頼できる電子文書や電子データを提供してくれます。そして、企業や社会の安心・信頼を守る一つの有効な手段(インフラセキュリティサービス)である!」といえます。
タイムスタンプが付与された電子文書(IR情報など)をホームページで公開していたら、きっと皆様は、その企業の透明性を感じるのではないかと思います。また、その企業に対する信頼感を抱くのではないかと想像いたします。 (タイムスタンプがない電子文書と、どちらが安心できますか?)

タイムスタンプサービスは、その企業の透明性や経営理念(意思など)を顧客や投資家(いわゆる市場)に対し、有効的にアピールできるうってつけのサービスといえます。
世間(市場)が企業に対し、厳しい目(評価・批判)を向けるこのご時勢に企業の保険として、有効活用することも可能なサービスなのです。

「知らぬ間にタイムスタンプ!」が、有効活用の近道

最近、「タイムスタンプサービスを業務アプリケーションに組み込んで利用することができますか?」といったことをよく聞かれます。答えは、〝YES〞です。
一般的には、無償や有償の利用ツールが提供されており、このような利用ツールを使うことで簡単・手軽にタイムスタンプサービスを利用できます。これらには、「タイムスタンプのみ付与するもの」、「電子署名も含めて付与できるもの」、高機能なものとして「電子署名やタイムスタンプの有効期間を延長してくれるもの」と、大きく分けて3タイプの利用ツールが提供されています。これら利用ツールは、個人利用を想定したものが多く、おのずと意思を持って使う人がターゲットになっています。そして、当然タイムスタンプを理解(ある程度の知識)している人が使うことになります。

では、なぜ個人利用が想定されたものが多いのでしょうか?おそらく、電子証明書のツールがお手本になっているものが多いと思います。一般的に電子証明書は、個人(サーバなど固有のハードウェアを証明するものもあります)を特定・証明するために利用されます。結果、個人利用のオペレーションが要求されるのです。

問題なのは、「意思を持ち、ある程度の知識を持って使うこと」です。本来、当たり前のことなのですが、現段階では、この両方を当たり前のように使える方は少ないのだと思います。
しかし、心配することはありません。
企業がタイムスタンプサービスの業務活用を行う時、業務アプリケーションとの連携を考慮して導入を図るケースが一般的です。(情報システム部門の方が考えてくれるのです!)

皆様は、今まで通り必要な電子文書や電子データを日々作成し、今まで通りの保存・保管を行えば良いのです。業務アプリケーションが、保存先のフォルダを監視し、電子文書や電子データが保存されると、自動的にタイムスタンプを付与してくれるのです。
今後の入力ビジネスにおいて、紙を電子化する際に、タイムスタンプや電子署名を付与し、顧客に納品を行うケースが増えると思います。顧客は、納品された電子文書を自社のIT基盤に取り込んで有効活用を行う。この時、この電子文書を活用する人にとっては、「知らぬ間にタイムスタンプ」が付与されているのです。
そうです!「知らぬ間にタイムスタンプ」が、今後の企業のコンプライアンス強化を支える効果的(業務を効率化するために有効)な一つの手段になると思います。

(注)本講座は2006年12月掲載


よく聞かれるご質問: タイムスタンプって、どんな電子文書や電子データにも使えるの?タイムスタンプを付与(取得)できない電子データはないの?

答えは Yes です。

原則、どのような電子文書や電子データにもタイムスタンプ付与が可能です。
タイムスタンプを付与(取得)する場合、コンピュータを使いますが、そのコンピュータがサポートするOS(WindowsやMac OS、Linuxなど)が認識できる形式の電子文書や電子データであれば、タイムスタンプの付与(取得)が可能です。
TIFF、PDF形式のデータは勿論、画像・音声データ・動画データなど、何にでもご利用いただけます。