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[PRESS RELEASE]

2020年9月24日
株式会社PFU

自治体の申請業務にPFUのスキャナーとOCRソフトウェアが大きく貢献

~ 津幡町役場様の「特別定額給付金申請業務」を効率化 ~

石川県河北郡津幡町役場様(町長:矢田 富郎氏、以下津幡町役場様)は、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策である「特別定額給付金申請業務」の処理に、株式会社PFU(代表取締役社長:半田 清、以下PFU)の業務用スキャナー「fi-7180」と業務用OCR(注1)ソフトウェア「DynaEye 10」をご活用いただきました。

4つ折り等さまざまな形で折られた申請書を、PFUのスキャナーの高速読み取り・給紙機構と、OCRソフトウェアの高精度の文字認識機能を使ってデータ入力作業を大幅に軽減。急を要する申請書入力処理をわずか2人の人員で、1日で2,600件以上処理するなど、スピーディーに対応されました。

「fiシリーズ」は全国自治体で広くご利用いただいており、「DynaEyeシリーズ」と組み合わせて業務の効率化を実現している自治体は300以上に上ります。今回の「特別定額給付金申請業務」だけでなく、「介護・障がい者認定」「医療費助成」「子育て支援」「還付請求」など各種申請業務の入力の効率化にもご活用いただけます。


背景

津幡町役場様は「特別定額給付金」を速やかに住民に支払うためには迅速な処理が求められていました。津幡町の世帯数は約1万4,000世帯。今回、申請データ入力は、1週間で1万件、1日2,600件以上の対応が必要でした。しかも未曽有の緊急事態のため仕様変更が頻繁にあり、臨機応変な対応が求められました。さらに、審査・支払業務に集中従事する職員が必要なため、データ入力や様式変更への対応を2名の職員で速やかに実施しなければならない状況でした。


実施内容

PFUの業務用スキャナー「fi-7180」と業務用OCRソフトウェア「DynaEye 10」が、これらの課題解決に大きく貢献しました。

  • 住民からの申請内容を即日データ化できること(ピーク時2,600件/日)
  • 小さく折りたたまれた申請書でも、紙詰まりに悩まされずに円滑に処理できること
  • 頻繁に変更される申請様式にも、職員自ら、短時間で対応できること

「fi-7180」は給紙技術や原稿保護機能により、細かく折りたたまれた申請書の読み込みは問題なく行われ、糊付けされた申請書を読み込んだ場合は処理をストップさせる事ができ、「DynaEye 10」は文字認識の精度は高く(お客様の感覚で97%~99%)、小さなフォントの文字でも正確に読み取れ、さらに読み取り設定が容易で、申請書の変更にも迅速に対応ができたことが導入の決め手となりました。

この組み合わせにより、手作業での入力と比較して入力ミスが激減し、チェック回数も減少、作業は滞りなく実施できました。さらに今回、支払処理完了後に住民からの問い合わせが相次ぎ、原本の確認に追われましたが、「DynaEye 10」のOCR機能で読み取った世帯番号とイメージファイルを紐づけすることで、1万4,000通の申請書からの検索が容易となり、迅速な窓口対応を行うことができました。

PFUは業務用スキャナー「fiシリーズ」と業務用OCRソフトウェア「DynaEyeシリーズ」を組み合わせて全国自治体の業務効率化を促進し、今後、600自治体(累積)への導入を目指します。









お客様概要

津幡町役場
住所:石川県河北郡津幡町字加賀爪ニ3

2021年1月、新庁舎での業務開始にあわせて庁舎内をWi-Fi化し、議会資料の電子化を予定するなど、デジタル化に意欲的に取り組まれています。津幡町は豊かな歴史を感じさせる史跡が多く残る、石川県中央部に位置する人口約4万人の町です。

商標について

  • DynaEyeは、株式会社PFUの日本における登録商標です。
  • その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • (注1)OCR(Optical Character Recognition)︓光学式文字認識

関連リンク

以上

お客様お問い合わせ先

株式会社PFU

デジタルサービス推進統括部
販売推進部

E-mail:sibu-service@pfu.fujitsu.com

報道関係者お問い合わせ先

株式会社PFU

広報戦略室  広報部

電話:045-305-6001

E-mail:pr@pfu.fujitsu.com



※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。