「読み取り設定」で変更できる項目(iX500)
ファイル形式
- ファイル形式
イメージデータを保存するファイル形式を設定できます。
PDF
イメージデータを保存した PDF ファイル(*.pdf)が作成されます。
一度に作成できる PDF ファイルのページ数は、最大 1,000 ページです。
JPEG
イメージデータを保存した JPEG ファイル(*.jpg)が作成されます。
1 ページずつファイルが作成されます。
- JPEG オプション
-
「ファイル形式」で「JPEG」を選択した場合に、「まとめて保存」機能を使用するかどうか設定できます。
- 「まとめて保存」チェックボックス
チェックを付けて原稿を読み取った場合、受信した JPEG ファイルを仮想的に 1 つのファイルとして操作できます。
1 つのファイルとすることで、まとめられているファイルを「プレビュー」画面で連続してプレビューできます。
重要ScanSnap Sync 機能使用中の場合、「まとめて保存」チェックボックスにチェックが付いた状態で作成されたファイルがクラウドサービス上にアップロードされると、1 つのファイルではなく、1 つのフォルダーとして表示されます。クラウドサービスのクライアントで、そのフォルダーの名前の変更を行うと、ScanSnap Connect Application や ScanSnap Organizer 上で 1 つのファイルとして表示できなくなる場合があります。
ファイル名
- ファイル名
イメージデータに自動的に付けられるファイル名の形式を設定できます。
ファイル名の形式は、イメージデータが保存されたときの日時、または「直接入力」を設定できます。
yyyy 年 MM 月 dd 日 HH 時 mm 分 ss秒
yyyy-MM-dd-HH-mm-ss
yyyyMMddHHmmss
MM_dd_yyyy_HH_mm_ss
MM-dd-yyyy-HH-mm-ss
MMddyyyyHHmmss
dd_MM_yyyy_HH_mm_ss
dd-MM-yyyy-HH-mm-ss
ddMMyyyyHHmmss
直接入力
「直接入力」を選択すると「直接入力」画面が表示されます。
「直接入力」画面では、ファイル名を任意の文字列(50 文字以内)で設定できます。
設定しない場合は、ファイル名に「無題」が設定されます。
同一のファイル名が存在する場合、ファイル名は「ファイル名_nnn」となります。「nnn」には連番が追加されます。
読み取りモード
iX500 に接続して原稿を読み取った場合と、コンピューターに接続して原稿を読み取った場合では、以下の情報が異なることがあります。
画質
原稿の色の判別結果
白紙ページの判別結果
原稿サイズの検出結果
- カラーモード
以下のカラーモードを設定できます。
自動
原稿ごとにカラー、グレーを自動的に判別して読み取ります。
カラー
常にカラーのイメージデータを保存します。
グレー
常にグレーのイメージデータを保存します。
白黒
常に白黒のイメージデータを保存します。
「ファイル形式」で「PDF」を選択した場合に設定できます。
- 白黒濃度
-
「カラーモード」で「白黒」を選択した場合に、イメージデータの黒の濃度を 11 段階で設定します。
数字が小さいほど薄く、数字が大きいほど濃くなります。
- 画質
以下の画質(解像度)を設定できます。
自動
原稿サイズに合わせて、最適な画質で読み取る場合に選択します。
読み取る原稿の長さが 148mm(A6 縦)より長い場合は「ファイン」で読み取り、148mm(A6 縦)以下の場合は「スーパーファイン」で読み取ります。また、「自動」を選択すると、原稿の長さで画質が自動的に判断されます。
そのため、同じ原稿であっても、iX500 にセットする原稿の向きによってイメージデータの画質が異なる場合があります。
例えば、iX500 の給紙部に、A5 サイズの原稿の短辺をセットした場合、イメージデータの画質は、「ファイン」になります。長辺をセットした場合、イメージデータの画質は、「スーパーファイン」になります。
ノーマル
速く読み取る場合に選択します。
ファイン
きれいな画質で読み取る場合に選択します。
スーパーファイン
「ファイン」よりきれいな画質で読み取る場合に選択します。
- 読み取り面
以下の読み取り面を設定できます。
両面
原稿の両面を読み取ります。
片面
原稿の片面を読み取ります。
- フィード
原稿を読み取るときの給紙方法を選択します。
通常スキャン
iX500 の給紙カバー(原稿台)にセットした原稿を、一度に読み取ります。
継続スキャン
原稿を継続して読み取ります。
iX500 の給紙カバー(原稿台)にセット可能な枚数を超える大量の原稿を読み取るには、この給紙方法を選択してください。
「継続スキャン」を選択すると、iX500 にセットした原稿の読み取りが終了したあとに、継続読み取りするかどうかの確認メッセージが表示されます。
iX500 に原稿をセットして、[継続]ボタンをタップするか、iX500 の[Scan]ボタンを押すと、読み取りが再開されます。
読み取りを終了する場合は、[終了]ボタンをタップします。
- 「白紙削除」チェックボックス
チェックを付けると、白紙ページのイメージデータが自動的に削除されます。
例えば、裏面が白紙の原稿を両面読み取りすると、白紙ページのイメージデータが削除されるため、保存されるイメージデータは 1 ページになります。
- 「裏写り軽減」チェックボックス
チェックを付けると、裏写り(原稿の読み取った面の裏面にある文字や絵が透けて見える現象)が軽減されます。
重要チェックを付けると、以下のようなイメージデータが作成される可能性があります。
原稿よりもマーカーの色が薄い
マーカーが消えている
原稿よりも線が細い
原稿
- 原稿サイズ
iX500 で読み取れる原稿サイズを設定できます。
以下の原稿サイズを設定できます。
自動
A4
A5
A6
B5
B6
はがき
名刺
レター
リーガル
- 「マルチフィード」チェックボックス
チェックを付けると、マルチフィード(複数枚の原稿を一度に給紙した場合)を検出できます。
原稿の重なりを感知すると、マルチフィードとして検出されます。
ファイルサイズ
- 圧縮率
「カラーモード」で「白黒」以外を選択した場合に、イメージデータの圧縮率を 5 段階で設定できます。
圧縮率の数値が大きくなると、ファイルサイズは小さくなりますが、イメージデータのノイズが目立つようになります。
圧縮率の数値が小さくなると、ファイルサイズは大きくなりますが、イメージデータのノイズは目立たなくなります。
保存先
- ScanSnap フォルダ
デフォルトのイメージデータの保存先です。
- 保存先指定
-
「保存先指定」画面が表示され、イメージデータの保存先を指定できます。
重要Android 11以降の場合は、指定した保存先にイメージデータを保存できません。
イメージデータを「ScanSnap フォルダ」以外のフォルダーに保存するには、ファイルを移動してください。
詳細は、ファイルをほかのフォルダーに移動する(「ファイル一覧」画面または ScanSnap Sync 機能使用中のフォルダー画面)またはファイルをほかのフォルダーに移動する(「プレビュー」画面)を参照してください。
ScanSnap Sync 機能使用中は、「保存先」に「ScanSnap フォルダ」以外を設定して受信したファイルは、同期の対象となりません。