「Scanner Central Admin Server 動作環境設定(共通設定)」画面
この画面では、ネットワークの設定、管理者パスワードの変更など、イメージスキャナーとネットワークスキャナー共通の Scanner Central Admin Server の動作環境を設定します。
ツールメニューのボタンについては、「ツールメニューのボタン」を参照してください。
- 「共通設定」タブ
- イメージスキャナーとネットワークスキャナー共通の Scanner Central Admin Server の動作環境を設定するための、「Scanner Central Admin Server 動作環境設定(共通設定)」画面を表示します。
- 「ネットワークスキャナー設定」タブ
- ネットワークスキャナー固有の Scanner Central Admin Server の動作環境を設定するための、「Scanner Central Admin Server 動作環境設定(ネットワークスキャナー設定)」画面を表示します。
- スキャナーネットワークへの登録
- スキャナー構成情報がないスキャナーからの登録を許可するかどうかを設定します。
- 「スキャナー構成情報がないスキャナーからの登録を許可する」チェックボックス
- スキャナー構成情報がないスキャナーからの登録を許可する場合にチェックします。
チェックすると、スキャナー構成情報がないスキャナーから Scanner Central Admin Server に登録できます。
チェックを外すと、スキャナーから自動で Scanner Central Admin Server に登録できません。事前に、登録対象のスキャナー構成情報を設定する必要があります。スキャナー構成情報は、Scanner Central Admin Console のメイン画面の「スキャナー一覧」タブを押すと表示される「スキャナー一覧」画面で設定できます。
- ネットワーク設定
- スキャナーおよび Scanner Central Admin Console と通信するためのネットワークを設定します。
- 「Scanner Central Admin Console との通信で HTTPS を使用する」チェックボックス
- Scanner Central Admin Console との通信で HTTPS を使用する場合にチェックします。
チェックした場合、Scanner Central Admin Console の接続画面で「https」チェックボックスをチェックしてください。「https」チェックボックスをチェックしないで Scanner Central Admin Server に接続した場合、[切断]ボタンを押して接続を中止してください。
- Scanner Central Admin Console 通信ポート番号
- Scanner Central Admin Console から通信するためのポート番号を入力します。初期値は、「10444」です。入力できる範囲は、80、443、または 1024〜65535 です。
- 「スキャナーからの通信で HTTPS を使用する」チェックボックス
- スキャナーからの通信で HTTPS を使用する場合にチェックします。
重要
- このチェックを変更する場合、以下の設定を変更する必要があります。
- イメージスキャナーの場合、管理するすべてのスキャナーを接続しているコンピュータで、Scanner Central Admin Agent の「Scanner Central Admin Server 設定」画面にある「Scanner Central Admin Server」の「プロトコル」の設定を変更する必要があります。
- ネットワークスキャナーの場合、管理するすべてのスキャナーで、「ネットワーク設定」の「接続設定」画面にある「SSL 通信」の設定を変更する必要があります。
- スキャナー通信ポート番号
- スキャナーから HTTP/HTTPS で通信するためのポート番号を、1〜65535 の範囲で入力します。初期値は、「20444」です。
- スキャナー通信多重度
- Scanner Central Admin Server に同時に接続できるスキャナーの最大数を選択します。初期値は、「10」です。
- 画面設定
- Scanner Central Admin Console のメイン画面に関する設定をします。
- 初期画面
- Scanner Central Admin Console のログイン直後に表示するメイン画面(「スキャナー操作」画面または「スキャナー稼働状況」画面)を選択します。
- 画面更新間隔
- 「スキャナー操作」画面、「スキャナー稼働状況」画面、および「ネットワークスキャナー自動探索」画面の表示を、自動で更新する間隔を秒数で設定します。初期値は 60 秒です。
- LDAP サーバ設定
- Scanner Central Admin Server にログインするときのユーザー認証などで使用する LDAP サーバを設定します。
- 「管理者ログインに LDAP を使用する」チェックボックス
- Scanner Central Admin Server にログインするときに、LDAP 認証を使用する場合にチェックします。チェックした場合、以下の設定項目を設定します。
- LDAP サーバ種別
- 接続する LDAP サーバの種別を、以下のどれかから選択します。
- Active Directory
- Active Directory Global Catalog
- その他の LDAP サーバ
- 「SSL 通信を使用する」チェックボックス
- LDAP サーバとの通信で SSL 通信を使用する場合にチェックします。
- 「サーバ証明書の証明機関を検証しない」チェックボックス
- 「SSL 通信を使用する」チェックボックスをチェックした場合に設定できます。認証機関による証明書のパス検証を行わない場合にチェックします。
- LDAP サーバ
- LDAP サーバの IP アドレス、ホスト名、または FQDN 名を入力します。最大文字数は半角 255 文字です。
- LDAP サーバポート番号
- LDAP サーバとの通信に使用するポート番号を、1〜65535 の範囲で入力します。
初期値は、以下のとおりです。
- 「SSL 通信を使用する」チェックボックスをチェックした場合
「LDAP サーバ種別」で「Active Directory」または「その他の LDAP サーバ」を選択した場合、「636」です。
「Active Directory Global Catalog」を選択した場合、「3269」です。
- 「SSL 通信を使用する」チェックボックスをチェックしない場合
「LDAP サーバ種別」で「Active Directory」または「その他の LDAP サーバ」を選択した場合、「389」です。
「LDAP サーバ種別」で「Active Directory Global Catalog」を選択した場合、「3268」です。
- LDAP サーバ認証
- 「LDAP サーバ種別」で「その他の LDAP サーバ」を選択した場合に、LDAP サーバにログインするユーザーを検索するときの認証ユーザーおよびパスワードを入力します。
- 認証ユーザー(DN)
- 認証時のユーザー名を入力します。認証ユーザーは DN 形式で入力します。
半角の英大文字、英小文字、数字、および記号が入力できます。なお、英大文字と英小文字は区別されます。
なお、空欄にした場合、匿名ユーザーとして認証するものとみなされます。
- パスワード
- 認証時のパスワードを入力します。最大文字数は半角 255 文字です。
英大文字、英小文字、数字、および記号が使用できます。なお、英大文字と英小文字は区別されます。
- ログインユーザー属性
- ログインユーザー属性を選択します。
「LDAP サーバ種別」で「その他の LDAP サーバ」を選択した場合に、LDAP サーバにログインするユーザーを、uid または cn のどちらで検索するかを選択します。
- 検索ベース(DN)
- LDAP 検索時の基点になる文字列を入力します。
ここで入力した文字列の配下にある LDAP のエントリーが検索対象になります。
最大文字数は半角 255 文字です。半角および全角文字が使用できます。
- 検索タイムアウト時間
- LDAP 検索時のタイムアウト時間を選択します。初期値は、60 秒です。
- LDAP ユーザー名
- Scanner Central Admin Server にログインするときに使用する LDAP のユーザー名を入力します。
- [接続テスト]ボタン
- 認証情報を設定する画面が表示されます。入力した LDAP ユーザー名で、LDAP サーバと正しく接続できるかどうかをテストします。
LDAP サーバと接続できない場合は、以下のどれかの対処をしてください。
- LDAP サーバ側のコンピュータが動作しているかを確認してください。
- ほかのコンピュータから LDAP サーバに接続できるかを確認してください。
- LDAP サーバに対するネットワーク通信だけができない場合は、LDAP サーバが正常に動作しているか、または LDAP サーバまでのネットワーク経路が正常に動作しているかを、ネットワーク管理者に調査してもらってください。
- 「Scanner Central Admin Server 動作環境設定」画面で設定した、LDAP サーバのアドレス、ポート番号が正しいか確認してください。
- 「ローカルアカウント (admin) のログインを無効にする」チェックボックス
- Scanner Central Admin Server にログインするときに使用する標準の管理者ユーザー「admin」でのログインを無効にする場合にチェックします。
チェックボックスにチェックした場合、標準の管理者ユーザー「admin」でログインできません。
- ソフトウェアアップデート時間帯制限
- Scanner Central Admin Server から、スキャナーの設定情報、ドライバ、システム、セキュリティ、オプション機能、および Add-in などをアップデートする時間帯を制限するかどうかを設定します。
- 常に許可
- 常に、アップデートを許可します。
- 常に制限
- 常に、アップデートを許可しません。
- 以下の時間帯だけ許可
- 指定した時間帯にアップデートを許可します。
アップデートを許可する時間帯を、「開始時刻」および「終了時刻」で設定します。
ヒント
- アップデートはシステム(セキュリティ、オプション機能を含む)、Add-in 、およびシステム環境設定の順番で適用されます。
システムまたは Add-in のアップデートが完了したときにアップデート可能な時間帯を過ぎている場合は、残りのアップデートは開始されません。次回のアップデートで開始されます。
- イメージスキャナーアップデート、システムアップデートおよびAdd-inインストールは、アップデートする時間帯を以下の画面で個別に設定できます。
- 「イメージスキャナーアップデート登録」画面
- 「システムアップデート」画面
- 「Add-in インストール」画面
- ソフトウェアアップデートに必要な時間は、以下のように見積もります。

例:以下の条件の場合、
= 900 秒(15 分)となります。
- アップデートモジュールサイズ:15MB
- 適用対象台数:40 台
- ネットワークのスループット:8Mbps=1MB/ 秒
- 稼働監視
- スキャナーの稼働状態を監視するかどうかを設定します。
- 「稼働状態を取得する」チェックボックス
- スキャナーの稼働状態を取得する場合にチェックします。
- 「スキャンが正常に完了した場合にエラーマークを消去する」チェックボックス
- 読み取りが正常に完了した場合に、エラーマークを消去するときにチェックします。
初期値は、チェックされた状態です。
- 稼働状態リストラベル
- 「スキャナー稼働状況」画面で、スキャナーの状態を示すアイコンの下部に表示する文字列を選択します。
- 異常通知設定
- エラーが発生した場合に、管理者にメールで通知するかどうかを設定します。
- 「異常通知メールを送信する」チェックボックス
- エラーが発生したときに、管理者にメールで通知する場合にチェックします。
チェックした場合、イベントログで、種別が「エラー」のイベントが発生した場合にメール通知が行われます。
なお、1 分以内に同一コードのエラーが連続して発生した場合、最初に発生したエラーに対してメール通知されます。
- SMTP サーバ
- SMTP サーバの IP アドレス、ホスト名、または FQDN 名を設定します。
- SMTP サーバポート番号
- スキャナーと SMTP サーバとの通信に使用するポート番号を、1〜65535 の範囲で入力します。初期値は、「25」です。
- 送信先メールアドレス
- メールの通知先とする管理者のメールアドレスを設定します。最大 5 件まで設定できます。
メールアドレスを複数指定する場合、半角空白文字、改行、または ;(セミコロン)で区切ります。
メールアドレスの設定値については、「メールアドレスの設定値」を参照してください。
- 送信元メールアドレス
- メールの送信元のメールアドレスを設定します。
メールアドレスの設定値については、「メールアドレスの設定値」を参照してください。
- エンコード
- メールの件名および本文の文字コードを指定します。
- 自動選択
- Scanner Central Admin Server が動作する言語環境によって、文字コードが自動的に設定されます。
- Unicode(UTF-8)
- UTF-8 でエンコードします。
- [テスト送信]ボタン
- 「送信先メールアドレス」に設定したメールアドレスに正しくメールを送信できるかを確認するために、テストメールを送信します。
- 外部入出力
- 入出力するファイルの文字コードを設定します。
- CSV ファイル文字コード
- 以下の場合に使用される CSV ファイルの文字コードを選択します。
- スキャナー構成情報をインポート / エクスポートする場合
- イベントまたは統計情報をダウンロードする場合
- イベント設定
- イベントを保存しておく日数を設定します。
- イベント保存日数
- イベントの最大保存日数を選択します。初期値は、30 日です。
- メンテナンス情報通知設定
- スキャナーのメンテナンスが必要なことを通知するための設定をします。
- 「読み取り枚数が清掃周期を過ぎた場合に通知する」チェックボックス
- 原稿の読み取り枚数が清掃周期を過ぎた場合に通知するときにチェックします。
通知を行う場合、事前に管理対象のコンピュータの Software Operation Panel で、「清掃周期設定」の「清掃指示メッセージを表示する」チェックボックスをチェックしておく必要があります。
- 「保守部品の清掃が必要となった場合に通知する」チェックボックス
- 保守部品の清掃が必要となった場合に通知するときにチェックします。
なお、保守部品は、サービスエンジニアが清掃します。
- 「ガラス清掃が必要となった場合に通知する」チェックボックス
- スキャナー内部のガラスの清掃が必要となった場合に通知するときにチェックします。
通知を行う場合、事前に管理対象のコンピュータの Software Operation Panel で、「縦筋検知設定」を有効にしておく必要があります。
- 「原稿づまり、マルチフィードの発生回数が指定回数を超えた場合に通知する」チェックボックス
- 原稿づまりまたはマルチフィードの発生回数が、指定した回数を超えた場合に通知するときにチェックします。
- 「一日の発生回数で判定する」チェックボックス
- 原稿づまりまたはマルチフィードが 1 日で発生した回数によって、通知を判定する場合にチェックします。
- 発生回数
- 通知の対象とする発生回数を選択します。初期値は、「5」です。
- 「読み取り枚数内の発生回数で判定する」チェックボックス
- 原稿づまりまたはマルチフィードが「読み取り枚数」で指定した範囲で発生した回数によって、通知を判定する場合にチェックします。
- 読み取り枚数
- 通知の対象とする読み取り枚数を選択します。初期値は、「100」です。
- 発生回数
- 通知の対象とする発生回数を選択します。初期値は、「10」です。
- ユーザー管理項目の編集
- スキャナー情報として管理する項目を追加します。
追加した項目は、「スキャナー詳細情報」画面および「スキャナー構成情報編集」画面に表示されます。
- [追加]ボタン
- 項目を追加するための、ユーザー管理項目画面を表示します。
ユーザー管理項目画面
- ユーザー管理項目
- 追加する項目名を入力します。
半角および全角文字が使用できます。なお、英大文字と英小文字は区別されます。
最大文字数は 45 文字です。
項目は 10 件まで追加できます。同一の項目名は追加できません。
- [OK]ボタン
- 設定を有効にして、元の画面に戻ります。
- [キャンセル]ボタン
- 設定を取りやめて、元の画面に戻ります。
- [削除]ボタン
- 「ユーザー管理項目」でチェックした項目を削除します。
- ユーザー管理項目
- 追加した項目が一覧表示されます。
項目名のリンクを押すと、「ユーザー管理項目」画面が表示され、項目名を編集できます。
- アップデート確認
- 管理しているスキャナーに適用可能な最新のアップデートモジュールが公開 Web サイト上に公開されているかを、自動で定期的に確認する場合にチェックします。
- 「プロキシサーバを使用する」チェックボックス
- Scanner Central Admin Server から公開 Web サイトへ接続する場合、プロキシサーバを使用するときにチェックします。
- プロキシサーバ
- プロキシサーバの IP アドレス、ホスト名、または FQDN 名を入力します。最大文字数は半角 255 文字です。
- プロキシサーバポート番号
- プロキシサーバとの通信に使用するポート番号を、1 〜 65535 の範囲で入力します。
- 「サーバ認証が必要」チェックボックス
- 指定したプロキシサーバが認証を必要とする場合にチェックします。
- ユーザー名
- プロキシサーバ認証時に使用するユーザー名を入力します。最大文字数は半角 255 文字です。
半角の英大文字、英小文字、数字、および記号が入力できます。なお、英大文字と英小文字は区別されます。
- パスワード
- プロキシサーバ認証時に使用するパスワードを入力します。最大文字数は半角 255 文字です。
半角の英大文字、英小文字、数字、および記号が使用できます。なお、英大文字と英小文字は区別されます。
- 「最新アップデートを定期的に確認する」チェックボックス
- 最新のアップデートモジュールがあるかを、自動で定期的に確認する場合にチェックします。
- 確認タイミング
- 最新のアップデートモジュールを確認するタイミングを指定します。
- 「最新アップデートが公開されている場合にメール通知する」チェックボックス
- スキャナーに適用可能なアップデートモジュールが公開されていた場合に、管理者にメールで通知するときにチェックします。
- Scanner Central Admin Server 動作環境設定の異常通知設定を使用する
- 「異常通知設定」で設定した内容に従って、通知します。
- 新しい通知設定を使用する
- 以降に設定した内容に従って、通知します。
- SMTP サーバ
- SMTP サーバの IP アドレス、ホスト名、または FQDN 名を設定します。
- SMTP サーバポート番号
- スキャナーと SMTP サーバとの通信に使用するポート番号を、1〜65535 の範囲で入力します。初期値は、「25」です。
- 送信先メールアドレス
- メールの通知先とする管理者のメールアドレスを設定します。最大 5 件まで設定できます。
メールアドレスを複数指定する場合、半角空白文字、改行、または ;(セミコロン)で区切ります。
メールアドレスの設定値については、「メールアドレスの設定値」を参照してください。
- 送信元メールアドレス
- メールの送信元のメールアドレスを設定します。
メールアドレスの設定値については、「メールアドレスの設定値」を参照してください。
- エンコード
- メールの件名および本文の文字コードを指定します。
- 自動選択
- Scanner Central Admin Server が動作する言語環境によって、文字コードが自動的に設定されます。
- Unicode(UTF-8)
- UTF-8 でエンコードします。
- [テスト送信]ボタン
- 「送信先メールアドレス」に設定したメールアドレスに正しくメールを送信できるかを確認するために、テストメールを送信します。
- [OK]ボタン
- 設定を有効にして、Scanner Central Admin Console のメイン画面に戻ります。
- [キャンセル]ボタン
- 設定を取りやめて、Scanner Central Admin Console のメイン画面に戻ります。
- [管理者パスワード変更]ボタン
- 管理者パスワードを変更するための、「管理者パスワードの変更」画面を表示します。