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9,000枚の解答を短時間で採点!
高速スキャナーとデジタル採点システムで教員の負担を大きく軽減

八千代松陰学園

学校法人 八千代松陰学園

業種:文教

生徒数:中学校688名・高等学校1,948名
(ともに令和2年度)

課題:入試や定期試験など大量の採点作業が大きな負担。

解決法:PFUのスキャナー(fiシリーズ・ScanSnap)とスキャネット社のデジタル採点システムとマークシートを導入。

効果:採点作業の時間短縮と低コスト化、採点精度の向上を実現。

八千代松陰学園 非常勤講師(元副校長)
井上 勝さん

八千代松陰学園 教論 情報主任
印東 孝祐さん

校務と学習の両面にわたって積極的にICTを取り入れている八千代松陰学園(中学校・高等学校/千葉県八千代市)は、一学年に中学6クラス、高校17クラスを抱える大規模な私立学校です。生徒数が多いため、定期試験や入試での採点業務は教員の大きな負担になっていましたが、今では高速スキャナーとスキャネット株式会社のデジタル採点システムの導入によって校務の大幅な効率化を実現しています。その実際についてお二人の先生にうかがいました。

「GIGAスクール構想」に先駆けたICT化でコロナ渦にも難なく対応

井上勝先生は八千代松陰学園で早い時期からICT化をリードしてこられました。
文部科学省の「GIGAスクール構想」に先立ち、「児童生徒向けの1人1台端末」という環境をいち早く整えられましたね。

八千代松陰学園の ICT 化をリードしてデジタル先進校に導いてきた井上勝さん。

1人1台の端末が学習の効率化と学びの深化に貢献しています。

左:八千代松陰学園の ICT 化をリードしてデジタル先進校に導いてきた井上勝さん。
右:1人1台の端末が学習の効率化と学びの深化に貢献しています。

井上さん:2011年に文科省が「2020年までに児童生徒1人1台のコンピュータを」と言ったとき、いつでも対応できるようにしておきたいと思い、ICT先進校といわれる学校の事例を調べるなどして準備を進めました。まずは、高校の情報科の授業でコンピュータをより活用できないかと考え、授業やクラス単位のルームを作って、インターネット上の閉じた空間で生徒とやり取りを始めました。

そうした中で、私たちも「生徒が1人ずつ自分のデバイスを持つことで、より発展的な使い方ができるのではないか」と確信し、文科省の構想に沿って、2017年入学の新高校生から 1人1台のChromebookを家庭に購入してもらい、授業や学校生活のいろいろな場面で使っていくことを決定しました。導入に先んじて行った実証実験では、生徒たちから「自分の考えを発信する力を養える」「学習に深みが増す」といった肯定的な意見が寄せられ、実現を後押ししました。

先進的な環境は、このたびのコロナ禍に対しても有効に働いたのではないでしょうか。

井上さん:おかげさまで一斉休校の時期、オンライン授業への移行を非常にスムーズに行うことができました。また、通常の登校が再開している現在(2020年12月)も、対面とオンラインのハイブリッドで授業を行えるというように、状況に応じてフレキシブルな対応が可能になっています。

ScanSnapがアンケート回収と教材作成に活躍

PFUのスキャナーとスキャネットの仕組みを導入した経緯をお聞かせください。

井上さん:12年前に学校評価アンケートと授業評価アンケートを担当することとなり、なにぶんマンモス校で大変な数の回答が集まることになるため、手動では集計が難しいと判断せざるを得ませんでした。そこで、何かよい方法がないかと探るうち、マークシートをスキャナーでスキャンするだけでCSVファイル化してくれるシステムがあると知って、ぜひその仕組みを使いたいと思ったことがきっかけです。

ScanSnapとスキャネットシートですね。ちなみに具体的な枚数はどのくらいになるのでしょう。

井上さん:授業評価の場合、高校だけでも1学年17クラスありますから、1クラス40人、教科の数を8とすると、「17クラス×40人×8教科×3学年」で、約1.6万枚です。これを教員が「正」の字を書きながら集計するのは、さすがに現実的ではありません。

ただでさえ忙しい先生方の負担を、ICT化によって軽減する試みといえますね。

井上さん:そうです。それにアンケートだけでなく、定期試験や模擬試験などにも使えるということで、テスト採点用のソフトも導入して現在に至っています。

ScanSnapは小回りの利くパーソナルドキュメントスキャナー。身の回りの紙の整理や教材化にも力を発揮します。

ScanSnapは小回りの利くパーソナルドキュメントスキャナー。身の回りの紙の整理や教材化にも力を発揮します。

その他にもScanSnapは活用されていますか。

井上さん:はい、教材の作成に活用することもあります。僕の経験では、情報科の授業で新聞記事の切り抜きを取り込んで生徒に配信し、それを全部タイプしてから感想を書きなさいという指導をしたこともあります。これは、今後タイピングスキルがさらに重要になると考えているためで、1人1台の端末がキーボード付きのChromebookであることも同じ理由によるものです。

9,000枚の解答を短時間で採点できるようになった

アンケート回収に続いて入試にもスキャナーとソフトを取り入れた理由をお聞かせください。

井上さん:入試では30年以上前からOMR(光学式マーク認識)専用機によるマークシートを採用していましたが、専用機は数百万円と高価な上に、専用のシートを特注で印刷しなければなりません。
また1年に1度使うだけですからコストパフォーマンスは低くなります。スキャナーとソフトによる方法に移行してからはその点が解決されたほか、入試以外のセンター模擬や実力確認テストにも気軽に使えるようになりました。スキャナーは、短期間で大量のスキャンとなるとより速い読取スピードが必要になるため、業務用のfiシリーズを導入しました。

印東孝祐さんは八千代松陰高等学校の数学・情報科教諭。井上さんの後を受け、情報主任として学園のICT化を進めています。 

マークシートを使った模擬テストも気軽にできるようになり、今後の 入試本番に向けてマークに慣れる練習もできます。

左:印東孝祐さんは八千代松陰高等学校の数学・情報科教諭。井上さんの後を受け、情報主任として学園のICT化を進めています。
右:マークシートを使った模擬テストも気軽にできるようになり、今後の 入試本番に向けてマークに慣れる練習もできます。  

入試ではどのくらいの量を何時間で採点していますか。

印東さん:受験者数×3教科ですから、解答は2日間の入試で約9,000枚ですね。当日は11時40分に試験が終わり、すぐにfiシリーズで解答をスキャンして、スキャネットのソフト「らく点マークくん3」で採点・得点化・集計を行います。その完了が12時30分頃ですから、1時間かかっていないことになります。
その後、私たちが判定会議のための資料に加工する作業を行いますが、13時30分には余裕を持って会議を開くことができます。スキャン以降の一連の作業は教員が2名いれば十分です。またfiシリーズは大量の紙を高速でスキャンできるので、スキャン工程自体にはほとんど時間を要しません。

大量のマークシートを業務用スキャナー fiシリーズ fi-6670で一気に高速でスキャン。この工程自体にはほとんど時間がかかりません。
紙詰まりなどのトラブルが発生したことは「記憶にない」といいます。

スキャンと採点の結果を確認するだけという手軽さです。

左:大量のマークシートを業務用スキャナー fiシリーズ fi-6670で一気に高速でスキャン。この工程自体にはほとんど時間がかかりません。
紙詰まりなどのトラブルが発生したことは「記憶にない」といいます。
右:スキャンと採点の結果を確認するだけという手軽さです。

延べ2日間かかっていた記述問題の採点も一気に楽になった

入試以外のテストは、スキャナーとソフトの導入でどのように効率化されましたか。

印東さん:通常の定期試験は記述式で行っていますが、記述式の解答はfiシリーズと「デジらく採点2普通紙対応版」を使うことで、採点の時間を大幅に省くことができています。 

どのようなソフトなのでしょうか。

印東さん:記述式テストの解答を問いごとに抽出して、画面上に全員分並べてくれるソフトです。同じ問いの答えを一覧しながら一気に採点できるので、スピードが高まるのはもちろんのこと、採点基準のブレがなくなって精度が高まり、教師の負担が大幅に軽減されます。普通紙に教員が自由に解答欄を作成することができ、選択式の解答は自動で採点されます。

「デジらく採点2」の画面。

記述式の解答用紙をスキャンするだけで、同じ問いの解答を採点しやすく並べてくれるユニークなソフトです。

左は「デジらく採点2」の画面。右のような記述式の解答用紙をスキャンするだけで、同じ問いの解答を採点しやすく並べてくれるユニークなソフトです。

印東さん:私は高校の定期試験で情報6クラスと数学1クラス、約300枚の解答を採点します。デジタル化以前はこれを他の仕事と並行して行っていたため、延べ2日を要していました。それが現在、ほんの数時間の仕事になっています。本当に楽になりました。

井上さん:補習時のテストなどでは、結果をその場で生徒にフィードバックできるため、復習などに役立てやすくなったという利点もあります。

ICT化は採点などの校務に大きな効率化をもたらしますが、学習という点ではどのような効果があるでしょうか。

井上さん:ICTによって学力が伸びるということではないと考えます。Chromebookなどのデバイスは「知的活動のための文房具である」ことを理解し、それをどう活用していくかが重要なのです。今後、情報化はどんどん進んでいきます。その進展に主体的に対応できる力を持った子ども、新しい技術を「自分の道具としてうまく使えるようになろう」という姿勢を持った子どもを育てていきたいということですね。

先生方がICTを使いこなす姿は、きっと生徒にもよい影響を与えると思います。本日はありがとうございました。

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