PFUは先日、幕張メッセにて開催された国内最大のCPS/IoT総合展 「CEATEC JAPAN 2018」 に出展しました。
今回はメインゾーンである「トータルソリューションゾーン」において、 「The Power of Digitalization」をテーマに、 エッジコンピューティングによる産業を支える技術やセンシング技術での働き方改革をご紹介しました。
ここでは、CEATECのテーマである「つながる社会、共創する未来」に対して、PFUの持てる「イメージング」、「センシング」、「プロダクト」の 技術をご紹介するとともに、プロダクト製品の核となる、新製品のスキャナーやエンベデット製品を中心に展示を行いました。 ブースに足を運んで頂いた方々の反応から、弊社に対する関心と期待の高さを実感することができました。
先端技術コーナー【参考出展】
会議の効率的な運営に向け、周囲の音で会議状況を把握する新たなAI技術を開発し、 これを搭載した「AI環境センサ」を展示しました。この技術は、「環境音識別AI技術」を活用し、 先般行われた音響識別の国際コンペティション(※1)において優勝いたしました。
ステープルで綴じられた紙をスキャニングするタイミングで自動的にステープルを取り外す、 新しい発想の「ステープル自動除去装置」を展示しました。スキャナー開発で蓄積した技術を基に、 センシング技術とメカロボを融合させたPFUの技術力の高さとユニーク性をご体験して頂きました。
※1: DCASE2018 ChallengeのTask4において、世界各国、50システムの中から第1位を獲得。
「AI環境センサ」
「ステープル自動除去装置」
エッジコンピューティングコーナー
PFUが長年培ったエンベデッドコンピューティング開発技術の粋を集めた、 組込みコンピュータの最新製品を中心とする IoT実践事例を展示いたしました。
こちらでは特に、展示会直前に発表した新製品、「車載組込みシステム開発用コントローラ」の展示に注目が集まり、 多くのお客様からご意見、ご要望をいただきました。これらの言葉をしっかりと受け止めて、これからもお客様の課題解決に向けた製品開発に勤めて参ります。
今後も、産業用ネットワークやセキュリティ機能への対応あるいはディープラーニング処理で、 コネクテッド・インダストリーズ向けにお使いいただける製品を引き続き拡充して参ります。
「産業用ネットワークおよびセキュリティ製品」
「車載組込みシステム開発用コントローラ」
センシングコーナー
10月に発表した新製品スキャナー「ScanSnap iX1500」や、 オフィスで活躍する「fi-7300NX」に加え、 AIを活用したOCRソフトウェアで採用されている文字認識および画像処理技術のご紹介を通じて、 「働き方改革」でお役立ていただける製品、ソリューションサービスをご提案いたしました。
特に今回ご覧いただいたOCR技術は、最新製品の新世代OCRソフトウェア 「DynaEye 10」に採用されました。 このソフトウェアは、準定型帳票のOCRに対応し、OCRノイズ除去機能やAIによるレイアウト学習機能により、 認識精度の向上と運用コストの低減等データエントリー業務の効率化を実現します。
「DynaEye 10」に搭載された認識精度を高める技術
今後ともPFUは、お客様の困りごとを解決するため、皆さまと共に新たな技術開発を推進していきます。