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導入事例 株式会社菱化システム様

サーバのダウンサイジングや拠点集約、ドメイン統合により、
大規模Lotus Notes/Domino環境のコスト削減と高信頼環境を実現

総合化学産業界のリーディングカンパニーである三菱ケミカルホールディングスグループ様では、情報共有基盤としてLotus Notes/Dominoを活用されている。このITインフラを担っている株式会社菱化システム様では、経営環境の変化に対する迅速なシステム対応やIT投資の適正化を課題としてきた。近年は企業統合に伴うNotesドメイン統合やメールサーバのダウンサイジング、多拠点に散在するアプリケーションサーバの集約などを実施しており、PFUのLotus Notes/Domino専任部門が構築、移行作業を支援した。


三菱ケミカルホールディングスグループのIT機能会社としてグループ企業発展の一翼を担う

株式会社菱化システム(以下菱化システム)は、来るべきコンピュータネットワーク時代に備え、三菱化学グループのIT機能を集約するという戦略的な基本方針のもとに、1970年に設立された。現在は350社以上の企業で構成される三菱ケミカルホールディングスグループのIT機能会社として、IT戦略の立案から開発、運用、保守までをトータルに手掛け、企業活動に必要なITサービスをワンストップに提供出来る“ユーザー系IT企業”として高い評価を得ている。同社は物流オンラインシステムから、生産管理システム、ERP・基幹業務システム、最先端の計算科学ソフトウェアなど、化学業界の経験とノウハウにもとづくITソリューションを提供するとともに、グループ企業のネットワーク運用も専任している。また、東日本と西日本にデータセンターを備え、Lotus Notes/Dominoによる情報共有サービスなどの各種インフラの開発、運営も実施している。近年はグループ企業向けのシステム構築で培ったノウハウと豊富な事例を活かし、ERPソリューションをはじめ購買・生産管理・プラント工程管理など製造業における各種アプリケーション開発から運用支援などでグループ外にも積極的にビジネスを展開している。


5万ユーザーが利用する情報共有基盤でのメールサーバ再構築をサービス無停止で実施

菱化システムのLotus Notes/Dominoへの関わりは、「1994年に合併で発足した三菱化学株式会社のシナジー効果を上げるために、共通インフラを作ることがきっかけでした」とBNサービス部 チームリーダーの関根悟史氏は当時の導入担当者として経緯を語った。

現在では、グループ規模の拡大に伴い約5万人が利用する大規模な情報共有インフラとなっている。従来同社では1台のハイエンドSolarisサーバでメールを運用していた。しかしサーバ機器の更新を迎え、機器価格や運用・維持費用の低減を目的にサーバのダウンサイジングに着手することにした。ITインフラ事業部 副事業部長の佐藤信行氏は「具体的にはWindows OS 搭載サーバ機器の高性能化、低価格化が初期投資コストを抑制できることに着目しました」とOSの変更を伴う機器選択の決断を語った。また「ブレードサーバの採用により、構築作業の効率化や設置スペースの削減が図れることもメリットでした」と関根氏はダウンサイジングのメリットを説明した。

しかし再構築はOSの変更に加え、サーバ台数の変更、Lotus Notes/Dominoのバージョンアップも伴う大幅なシステム変更であったため、堅牢なサーバインフラを実現する設計・構築に加え、利用者の業務への影響を最小限にすることが課題であった。構築と移行を担当したPFUではベンチマークによるサーバサイジング支援からブレードサーバ上へのDominoサーバ構築に続き、データ移行に際しては、メールDBレプリカ作成やデータ整合性チェック、ユーザーのホームサーバ切替えなど移行時に発生する作業を効率化する各種ツールを整備し、サービス無停止での移行/展開を実現した。このプロジェクトでのPFUの対応に対し「計画策定から実装まで的確なプロジェクトマネジメントと、着実なタスクの遂行をしてもらい助かりました」と関根氏より評価を頂いた。

さらにコスト削減対策として全国の事業拠点に散在していたアプリケーションサーバをデータセンターの仮想サーバへ集約した。これにより「サーバ運用管理やバックアップテープ作業、リストア対応作業などの運用管理費用が大幅に削減されました」と関根氏は効果を語った。


企業の経営変化に柔軟に対応可能なLotus Notes/Dominoのフレームワーク

菱化システムでは他のグループウェアへの移行を検討したこともある。しかし「企業統合や再編に伴い、情報共有基盤に対する変更を短期間に実施できることが重要です。メール基盤とアプリケーション基盤を実装し、ID管理、アクセスコントロールなどのフレームワークが統合されたLotus Notes/Dominoのメリットは大きいと考えます」と佐藤氏は継続する理由を語った。アプリケーション開発を担当するシステムサービス2部 チームリーダーの武井一夫氏は「トータルで1万個以上のアプリケーションが存在します。開発効率が良いことと、長年使ってきた経験もあるので開発を迅速に行うことが出来ます」と同じく継続のメリットを説明した。


(株)菱化システム
ITインフラ事業部
副事業部長

佐藤 信行氏


(株)菱化システム
ITインフラ事業部
BNサービス部
チームリーダー

関根 悟史氏


(株)菱化システム
ビジネスシステム事業部
システムサービス2部
チームリーダー

武井 一夫氏

三菱ケミカルホールディングスグループで特徴的なのは、グループ企業全体を基本的に一つのNotesドメインで運用しているという点である。Lotus Notes/Dominoのディレクトリが統合されていることで、グループ企業内での異動や協業を円滑に進められることや、運営管理の共通化でのコスト削減効果を期待できることが理由となっている。「企業の中では、自由度の高いシステムより制約があるほうが運用・展開しやすいこともあり、Lotus Notes/Dominoを継続する企業は、その完成されたフレームワークに利点を感じています。しかしスマートフォンの台頭やデジタルネイティブ世代の拡大など時代の変化に対応するために、次世代プラットフォームへの移行を検討する必要も感じています」と佐藤氏は今後の展望を語った。今後もBCP環境構築やアプリケーションのライフサイクル管理の実現など、既存サービス改善に向けた取り組みと、新しい価値あるサービスの提供に向けた課題に対し、PFUも信頼されるパートナーとして期待に応えていきたい。


会社概要

社名 株式会社菱化システム
設立 1970年
本社 東京都中央区新川1-28-38
資本金 3億円
売上高 214億円(2011年度3月期)
従業員 841名(2011年4月)
URL http://www.rsi.co.jp
事業概要 約350社以上の企業で構成される三菱ケミカルホールディングスグループのIT機能会社として情報システムを、戦略立案から開発、運用、アウトソーシングまでワンストップで提供している。更に豊富なノウハウをもとにグループ外にも積極的にビジネスを展開している。


  • Lotus Notes/DominoはIBM corporationの商標です。

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