[PRESS RELEASE]
2018年10月15日
株式会社PFU
「環境音識別AI」が音響識別の国際コンペティションで優勝
株式会社PFU(横浜本社:横浜市西区、代表取締役社長:半田 清、以下PFU)と関連会社のPFU上海計算機有限公司が共同開発した「環境音識別AI」が、IEEEの公認国際コンペティションであるDCASE2018 ChallengeのTask4で世界各国の50システム中1位を獲得しました。
DCASE2018 Challengeは、IEEE(注1)のAASP(注2) Challengeの一つと位置づけられる音響的シーンとイベント識別の精度を競う、国際的に権威のあるコンペティションです。Task4「Large-scale weakly labeled semi-supervised sound event detection in domestic environments」(注3)は、様々な環境音(人の声、犬や猫の鳴き声、アラーム、掃除機、髭剃りなど)が録音された一定時間のデータを元に、どの時間帯にどの種類の音がしたかをプログラムで識別するジャンルです。
コンペティションで優勝した「環境音識別AI」は、PFUグループで研究している「環境認識技術」の一部であり、今後、様々な商品・サービスとして提供していく予定です。
なお、この「環境音識別AI」をコンパクトな筐体に搭載した会議室向け「AI環境センサー」を、CEATEC JAPAN 2018に参考出展します。
会議室向け「AI環境センサー」
会議室の中の環境音と各種センサーから収集したデータをもとに、「環境音識別AI」がその場の状況を分析し、カラ予約を自動でキャンセルします。限られた会議室を有効に活用して働き方改革に貢献します。
「AI環境センサー」
参考出展
上記の製品は以下の展示会でご覧いただけます。この機会に是非ご来場いただき、実際に製品をご覧ください。
名称 | CEATEC JAPAN 2018 |
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会期 | 2018年10月16日(火曜日)~19日(金曜日) 10時~17時 |
会場 | 幕張メッセ (当社ブース:国際展示場1-2ホール 小間番号【A062】 ※北口2付近) |
商標について
- 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
- (注1)IEEE: Institute of Electrical and Electronics Engineers
- (注2)AASP: Audio and Acoustic Signal Processing (Technical Committee) 音声信号および音響信号処理(技術委員会)
- (注3)部分的にラベル付けされた大規模な環境音データを使ってモデルを学習させて、音響イベントを検知するというより現実の生活や業務に近い形で活用できる課題です。
関連リンク
- 「DCASE2018 Challenge Task4」結果
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以上
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