[PRESS RELEASE]
2016年6月7日
株式会社PFU
カメラ撮影に対応したOCRソフトウェアの販売開始
~Androidや iOSのタブレットで運転免許証、マイナンバーカードの情報を安全に取得~
株式会社PFU(社長:長谷川 清、横浜本社:横浜市西区)は、タブレット端末のカメラ撮影に対応したOCR(注1)ソフトウェア「DynaEye 運転免許証カメラOCR」「DynaEye マイナンバーカメラOCR」を2016年7月より順次販売を開始いたします。
本製品を Android、iOS で動作する業務アプリケーションに組み込むことで、カメラで撮影した運転免許証やマイナンバーカードのデータを本人確認業務などで活用することができます。
近年、タブレット端末の業務利用が広く普及してきており、受付窓口などでの本人確認書類の取り込み方法として、タブレット端末のカメラも活用したい、というニーズが高まっております。これにお応えし、業務アプリケーションに組み込むためのSDK(注2)として、本人確認書類で最も利用されている「運転免許証」と今後利用拡大が見込まれる「マイナンバーカード」に特化したOCRソフトウェア「DynaEye 運転免許証カメラOCR」「DynaEye マイナンバーカメラOCR」の販売を開始いたします。
本製品を利用することで、本人確認を必要とする業務(クレジットカード申込み、回線開設申込み、レンタカー貸出しなど)の効率化だけではなく、タブレットにデータを残さないため 個人情報流出リスクを低減させることができます。
<フロア応対での本人確認情報の取得イメージ(運転免許証)>
本製品の特長
1.簡単に「運転免許証」「マイナンバーカード」を撮影
タブレット端末を「運転免許証」「マイナンバーカード」にかざすだけで自動的に撮影されます。ピンボケだけでなく照明の映り込みなどを判断して(※)OCRに適した状態で撮影するため、撮り直しの手間が減り、手動で撮影した場合に比べ、大幅に時間短縮が可能で、迅速に業務を行うことができます。
※特許出願中
2.情報漏えいを防止
カメラで撮影したデータはメモリ上で処理されるため、タブレット端末にデータは残りません。突然の電源断やアプリケーションの途中終了など不測の事態が発生しても、個人情報の漏えいリスクを低減できるため、安心してご活用いただけます。
3.ハイブリッドな開発環境に対応
Apache Cordova用のインターフェイスも提供。Android、iOSのネイティブ開発に加え、ハイブリッドなアプリケーション開発環境にも対応しています。Android版とiOS版のプログラムを共通化することで、操作性の統一や開発の短縮を実現できます。(※)
※動作プログラムは、Android用とiOS用で異なります。
販売目標
今後3年間で合わせて10万ライセンスの販売を予定しております。
商品構成
(1)開発キット
商品名 | 内容 | 発売予定 |
---|---|---|
DynaEye 運転免許証カメラOCR SDK V1.0 |
業務アプリケーションへ運転免許証のカメラOCR機能組み込み開発を行う場合の開発環境です。1開発端末につき、1商品必要となります。 | 2016年7月 |
DynaEye マイナンバーカメラOCR SDK V1.0 |
業務アプリケーションへマイナンバーカードのカメラOCR機能組み込み開発を行う場合の開発環境です。1開発端末につき、1商品必要となります。 | 2016年10月 |
※別途サポートも必須です。
(2)ランタイムライセンス
商品名 | 内容 | 発売予定 |
---|---|---|
DynaEye 運転免許証カメラOCR ランタイムライセンス V1.0 |
DynaEye 運転免許証カメラOCR SDK を利用して開発したアプリケーションの実行環境用ライセンスです。1端末につき、1ライセンス必要となります。 | 2016年7月 |
DynaEye マイナンバーカメラOCR ランタイムライセンス V1.0 |
DynaEye マイナンバーカメラOCR を利用して開発したアプリケーションの実行環境用ライセンスです。1端末につき、1ライセンス必要となります。 | 2016年10月 |
※複数ライセンス向け商品も提供いたします。詳しくはお問い合わせください。
※別途サポートも必須です。
価格については、お問い合わせください。
展示会
本製品に関しましては、下記展示会に出展しデモを実施いたします。
PFU IT Fair 2016
期日 | 2016年 6月10日(金曜日) 10時~17時 | 2016年 7月 5日(火曜日) 10時~17時 |
---|---|---|
会場 | 東京会場 (目黒雅叙園) |
大阪会場 (ホテル阪急インターナショナル) |
関連リンク
商標について
- DynaEyeは、株式会社PFUの日本国内における登録商標です。
- Androidは、Google Inc.の商標です。
- その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
- (注1)OCR : Optical Character Recognition(光学文字認識)の略。
- (注2)SDK : Software Development Kit(ソフトウェア開発キット)の略。
以上
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