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[お知らせ]

2016年10月26日
株式会社PFU

国際電気標準会議(IEC)のIEC1906賞を受賞

この度、当社グループ会社社員が国際電気標準会議(IEC:注1)の「IEC1906賞」を受賞し、10月6日に経済産業省が主催する「平成28年度工業標準化事業表彰式」において同賞が授与されました。

「IEC1906賞」は、国際標準化機関のひとつであるIECが設立された1906年から100周年を迎えることを記念し、2004年に設けられた賞であり、IECが行う電気・電子技術の標準化活動に大きく貢献した個人に対する表彰です。2016年は全世界で164名(日本人31名)の方々が受賞されました。


受賞者

千代島 敏夫 (PFUテクノコンサル株式会社)


受賞理由

IECの特別委員会のひとつ国際無線障害特別委員会(CISPR:注2)の規格である、CISPR 22、CISPR 24、CISPR 32 及びCISPR 35 に関係する、プリント及びスキャン機能、表示機能及び放送受信機能のエミッション及びイミュニティに関する要求事項の作成において多大に貢献。
イミュニティ試験の誤動作判定基準及びエミッション測定のための適切な要求事項及び試験法が確実に規定されるよう、重要な実験評価を行うことに尽力した。


受賞者コメント

2003年から制定作業に参画しているマルチメディア機器のEMC(注3)規格であるCISPR 32およびCISPR 35が発行されたタイミングで、このような栄誉ある賞をいただき、大変光栄です。実験に基づき提出した多くの寄与文書が、重要な貢献として認められたことは、本当にうれしく思っております。これまでサポートいただいた諸先輩方や同僚の皆さまに感謝申しあげます。今後も、世界中で適用されつつあるCISPR 32およびCISPR 35の改良に貢献して行きたいと思います。


関連リンク


注釈

  • (注1)IEC (International Electrotechnical Commission)
    国際電気標準会議。電気・電子技術分野の規格を国際的に統一することにより、グローバルな経済発展と国際貿易の更なる促進を目的として活動。
  • (注2)CISPR(Comité international spécial des perturbations radioélectriques)
    国際無線障害特別委員会。無線障害の原因となる各種機器からの不要電波(妨害波)に関し、その許容値と測定法を国際的に合意することによって国際貿易を促進することを目的として1934年に設立されたIEC(国際電気標準会議)の特別委員会。
  • (注3)EMC(Electromagnetic Compatibility)
    電磁環境両立性。電気・電子機器が周囲の機器に妨害を与えず、また、周囲の機器からの電磁ノイズに耐え通常動作する状態をいいます。妨害を出すことをエミッション、外部からの電磁現象に対する耐性をイミュニティと呼ぶ。

以上


報道関係者お問合せ先

株式会社PFU

企画・総務部 パブリックリレーション部

電話:045-305-6001

E-mail:pr@pfu.fujitsu.com







※お知らせに掲載されている内容は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。