ライフサイクルマネジメント
鹿島建物総合管理株式会社様
全国約1200台のPC運用管理をアウトソーシング
「エンドポイントLCM」が業務効率化に貢献
クライアントPCを大量に導入している企業では、PC資産の運用管理が大きな負担となるケースが少なくない。鹿島建物総合管理株式会社様(以下、鹿島建物)でも、約1200台に上るPCの管理が大きな課題となっていた。同社では数多くの拠点を全国に展開しているため、資産状況を把握したり、PCの調達・廃棄を適切に進めていくことが困難だった。そこで、採用したのが、PFUの「エンドポイントLCM」である。PC資産の運用管理をトータルにアウトソーシングすることで、IT部門のサービスレベル向上やセキュリティ強化を実現している。
鹿島グループの一翼を担う建物管理のエキスパート

鹿島建物総合管理株式会社
建物管理本部
ICTソリューション部
部長 南 隆 氏
オフィスビルやマンション、工場、病院、データセンタなど、様々な施設・建築物の管理を手がけるのが鹿島建物だ。社名からも分かる通り、同社は鹿島建設グループの建物管理事業を担うべく、1985年に設立された企業である。現在では他社施工物件の管理も幅広く手がけており、北海道から九州まで、全国1600棟以上の建物を管理している。鹿島建物 建物管理本部 ICTソリューション部 部長の南 隆氏は、「当社では20年以上にわたる建物管理の経験を活かし、お客様に高品質なサービスをご提供しています」と語る。
建物管理の根幹である建築物・設備管理、清掃、警備はもとより、運営マネジメントやコンサルティング、リニューアルなどのサービスも提供。また、ISO9001認証とプライバシィーマークも取得している。南氏は「各分野の有資格者も多数在籍しているほか、近年大きな課題になっている環境・省エネ対応についても、様々な提案が行える体制を整えています。こうした取り組みを通じて、社会への貢献も果たせれば」と続ける。
クライアントPC運用の改善を目指し「エンドポイントLCM」を導入

鹿島建物総合管理株式会社
建物管理本部
ICTソリューション部グループ長
星 和彦氏

鹿島建物総合管理株式会社
建物管理本部
ICTソリューション部
小宮 裕志氏
同社では、2004年8月から2007年3月にかけて「ITリバイバルプラン」と呼ばれるITインフラの再構築プロジェクトを実施した。ITの適正な投資・有効活用・技術水準の向上により、情報活用をさらに推進していくのが狙いだ。
このとき課題のひとつが、クライアントPCの運用管理であった。鹿島建物 建物管理本部 ICTソリューション部 グループ長の星 和彦氏は「サーバやシステムの整備も重要ですが、実際に活用を進めていく上では、現場のユーザーが利用するクライアントPCの問題も無視できません。ところが以前は、どこに、どのようなPCが導入されているのかが、適切に管理されていませんでした」と振り返る。
もっとも、これには理由がある。先にも述べたとおり、同社では全国1600棟以上の物件を管理している。個々の物件に社員が常駐することも多いため、拠点数が約300ヶ所にも上るのだ。しかも、事業の発展に伴って急速にPC台数が増加したため、社内の人員だけでは管理が困難だったのである。鹿島建物 ICTソリューション部の小宮 裕志氏は「現場からの問い合わせに応えようにも、それぞれの環境もバラバラ。Windows9xベースの古いPCが現役で稼働していることもありました」と苦笑する。
PC運用管理業務にIT部門が忙殺されるようでは、本来の業務にも支障を来すことになる。
そこで同社では、アウトソーシングを行うことを決意。PFUの「エンドポイントLCM」の導入に踏み切った。南氏は採用のポイントを「PFUは我々ユーザー企業の立場に立って提案を行ってくれる上、運用のクオリティも非常に高い。ITパートナーとして信頼できる点が決め手になりました」と語る。
全社標準の運用プロセスを確立 企画・戦略業務への注力が可能に
エンドポイントLCMを導入したことで、同社のPC運用管理プロセスには大きな変化が生まれた。「PFUでは、まずこれまでの業務を可視化し、標準化・効率化などの視点で改善を加えて運用設計を行ってくれました。」と小宮氏。
企画フェーズではプロジェクトチームでブラシュアップを繰り返し運用企画書を完成させた。さらに承認を経て規格やプロセスを運用実施基準書として文書化した。

たとえば、調達プロセスを例に取ると、以前は現場からPCが欲しいという要望が挙がってくる度に、その都度個別に購入を行っていた。いわば、「全社標準的な調達プロセスが存在しない」(小宮氏)状態だったのである。
これに対して現在の運用では、PCの使用期限を3年間に設定。このスケジュールに基づいて、期限が切れたものから定期的な更新を実施している。「年間のPC調達台数が読めるので、ベンダに対して価格交渉などもしやすい。またソフトウェアのライセンス管理も容易になりました」と星氏。以前のように、セキュリティホールになりかねない古いPCが、そのまま稼働し続けることもなくなった。
また、PFUのサービス・ネットワークも大きく貢献している。「当社は全国に拠点を展開していますので、サポート体制も全国レベルでないと困ります。その点、PFUなら、どの拠点に対しても均質なサービスを提供できます」と星氏。小宮氏も「大型物件を受注した際などには、短期間で一気に管理現場を立ち上げる必要があります。社内のスタッフだけで対応するのは大変ですが、PFUはこうした要望にも迅速に対応してくれるので助かります」と満足げに語る。
PC運用管理業務をアウトソーシングしたことで、IT部門としても戦略策定や企画立案に注力できるようになった。南氏は今後に向けた意気込みを「市場や社会環境の変化に即応し、ビジネスに貢献できるインフラを提供していくのが我々の役目。ITが有効な武器として活用できるよう、今後も努力していきたい」と力強く語った。
PFUもLCMセンター、オンサイトサービス拠点、ロジスティックセンター、キッティングセンターの機能を24時間フル稼働し、ワンストップサービスプロバイダーとしてお客様の信頼に応えていきたい。
企業概要
| 名称 | 鹿島建物総合管理株式会社 |
|---|---|
| 創業 | 1985年 |
| 本社 | 東京都新宿区市谷本村町2-1 |
| 資本金 | 1億円 |
| 売上高 | 408億円(2007年度) |
| 従業員数 | 1,320名 |
| URL | http://www.kajima-tatemono.com/ |
| 事業概要 | 鹿島グループの一員として、建物総合管理、運営マネジメント・管理運営コンサルティング、建物改善・機能向上などの事業を展開。長年培ったノウハウと高い技術力、全国ネットワークのサービス網を活かし、高品質なビルマネジメントサービスを提供している。 |
※ 記載されている製品名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。
| 「ITインフラ ライフサイクルマネジメント」のご紹介はこちら |
| http://www.pfu.fujitsu.com/infra/lcm/ |