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不正PC検知・遮断アプライアンス iNetSec Patrol Cube
阪神化成工業株式会社様

資産管理ソフトによるクライアントPC管理の限界を克服し、コスト削減を実現する「iNetSec Patrol Cube」

阪神化成工業様は、利用中の資産管理ソフトによるクライアントPC管理の限界を「iNetSec Patrol Cube」追加導入で克服。クライアントPCやプリンタの遊休資産に加え、ソフトライセンス再利用によるコスト削減を実現。



阪神グループの中核を担う各種樹脂容器の製造工場

阪神化成工業様は昭和30年に阪神容器として設立。「容器の総合プロデューサー」として、営業部門となる阪神容器株式会社、容器製造と内容物の無菌状態充填をワンショットで実現する成形同時充填システム(Blow Fill Seal System)を提供するファーマパック株式会社、ガラス容器を製造する北陸硝子工業株式会社、など主力4社で阪神グループを構成する。

同社は厳しい品質基準が求められる医薬品や健康食品の容器の製造において、国内で高いシェアを誇っている。医薬品メーカーなどが内容物である薬品などに最適な容器を、阪神化成工業がデザイン・企画。試作品の製造、審査などを経て、実際の生産にまでこぎつけるのがおおまかな業務の流れ。さらに同社では、容器製造と前述した成形同時充填システムまで実現しており、容器に関してトータルで委託できる体制が整っている。阪神化成工業経営企画室 情報システム担当責任者 奥野孝則 氏は、最近の同社の動向について「手術用の浣腸器や人工透析のための容器、ポケット目薬など幅広い樹脂容器を作っています。最近ではインフルエンザの消毒アルコール用の容器の受注が非常に好調です。」と説明する。

資産管理ソフトによるクライアントPC管理に限界

阪神化成工業様のIT環境は、会社の規模やITの浸透度に比して、昨今の経済状況から、クライアントPCの管理に関してはなかなか手が回らなかったのが現状であった。「今朝見た限り、334台のWindows PCがありますが、プリンタやネットワーク機器などLANにつながっている機器は全体で680台くらい。5ヵ所も拠点があり、これだけ台数がつながっているのですが、一人で管理しなければなりません。」ということで、奥野氏が管理の省力化を検討しはじめたのがツール導入のきっかけであった。そこで、まず全社にあるPCの実態を把握し、棚卸しを行なうため、2007年9月に比較的高価な資産管理ソフトを導入した。しかし、その資産管理ソフトでも、クライアントPC管理には限界があった。

経営企画室
情報システム担当責任者
奥野孝則様

PCの状態把握

導入した資産管理ソフトは、もともとIPアドレスをベースにして情報を収集するタイプの製品だったため、リアルタイムにPCの状態を知るのが困難。「本社の従業員が自身のモバイルPCなどを持って他の拠点に行って仕事をするといった場合は、IPアドレスも変わってしまうので、管理から外れてしまいます。」(奥野氏)。

持ち込みPC対策

また、これとは別に持ち込みPCの取り締まりという課題もあった。社内LAN内のIPアドレスはDHCPサーバーで貸与しているが、工場は基本的に固定で割り当てている。そこで、自宅から不正にPCを持ち込んで、IPアドレスを静的に指定し、社内LANを利用していたというユーザーもいたという。


資産管理ソフトでの作業に限界を感じ、こうした持ち込みPCによる情報漏えいを防ぐため、iNetSec Patrol Cubeの導入を検討した。

iNetSec Patrol Cubeで資産管理ソフト運用の限界を克服

iNetSec Patrol Cube 選定のポイントは、 PCとプリンタの自動識別や、遮断されたPCからの利用申請など、管理の手間を軽減する工夫がいくつもほどこされており、奥野氏の要望に確実に応えられる事であった。
まず、現在使用している資産管理ソフトのように、IPアドレスをベースにするのではなく、iNetSec Patrol CubeはLANインターフェイスの物理アドレスであるMACアドレスを基に接続の可否を判断する。そのため、LANカードを交換しない限り、PCがどの拠点につながれても、位置を正しく把握できる。
また、コストに関しても高価な資産管理ソフトに比べてリーズナブルであった。センサーとマネージャーを追加するだけでよく、既存のLANに大きな変更を加えないで済むのも大きなメリット。
こうした特長から導入を決定し、2009年の3月に本社や工場をはじめ、全国の各拠点に設置を行った。


阪神化成工業様のシステム構成図

PCやプリンタの遊休資産に加え、ソフトライセンスの再利用でコスト削減効果

クライアントPCやプリンタを一発で把握

具体的なネットワーク構成は図のとおり。2つのセグメントを持つ本社とグループ内のファーマパックに2台ずつ、あとは6カ所の営業拠点に1台ずつセンサーを導入。マネージャーは特にサーバー機ではなく、本社に設置されている通常のPCで運用している。


マネージャーをサーバーではなく
通常のPCで運用

「いままで一年間くらいかけて把握できなかったクライアントPCやプリンタなどの状態が、一発で把握できるようになりました。」と、まず棚卸しが正しくできるようになったことを奥野氏は高く評価。毎朝出勤時にマネージャーでPCの状態を確認しているため、一桁単位までPCの数を把握できている。
現在は、PCの状態やセキュリティレポートを1ヵ月に1度作成し、経営会議に提出している。

セキュリティ意識の変革

セキュリティ面の効果も大きい。「現在、資産管理ソフトで把握しているPCのみを iNetSec Patrol Cubeに登録し、それ以外のPCの接続をブロックするように制限しています。」(奥野氏)という運用を行っている。不正なPCがLANに接続されると、即座にマネージャーに通知され、さらに奥野氏の携帯電話にメールが届く。
iNetSec Patrol Cube の特長の一つである利用申請の自動化についても有効に活用している。不正に接続されたPCの対応については、「利用申請のみで遮断までは行なわない。」と、「利用申請の承認を経ないと接続まで行なえない。」という2つのポリシーがあるが、阪神化成工業様ではより厳しい後者を選択している。つまり、必ず責任者の許可を得なければ、一時的にでもネットワークは使えない。「申請がないと使えないのがわかったので、従業員もすごく変わりましたね。昔は『ちょっと借りるよ』といった感じでうちのネットワークを自由に使っていた出入りの業者もいましたが、これを入れてからはそういうことがなくなりました。」とのことで、従業員のセキュリティ意識も大きく変革できた。

遊休資産の有効活用という副次的な効果も

さらに、棚卸しの精度向上により、コスト削減という副次的な効果も生まれた。「マネージャーで長時間未接続のPCをリストアップできるので、長い間使っていないPCや電源の入っていないプリンタを検出できるようになりました。そこで、使っていないPCに入っているソフトウェアのライセンスを別のPCで有効にしたり、プリンタを他部署で再利用することが可能になったんです。」と奥野氏は語る。
現在は、「資産管理ソフトと併用して使っているが、iNetSec Patrol CubeがPCのOSやメモリーなどのインベントリ情報を収集できたら、資産管理ソフトと併用せず1本で済むのでうれしいです。」という期待も語っている。

企業概要

社名 阪神化成工業株式会社
本社 〒939-8183 富山県富山市小中163番地
設立 昭和47年9月に樹脂容器製造を目的として設立
資本金 4,780万円
従業員数 378名
URL http://www.hansin.co.jp/
事業概要 阪神グループの中核会社として、各種樹脂容器の企画開発から容器製造・販売に至るすべてを行っています。広大な敷地の工場は、製造品種毎に区分けされ、24時間体制で稼動しています。大型ブロー成形機から、各種加工機まで阪神化成工業(株)ならではの一貫した製造ラインから産み出される製品は、徹底した工程管理と品質管理で高水準の品質と安定供給を実現しています。

「不正PC検知・遮断アプライアンス iNetSec Patrol Cube」のご紹介はこちら
http://www.pfu.fujitsu.com/inetsec/products/pc/

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