「Scanner Central Admin Server 動作環境設定(ネットワークスキャナー設定)」画面

この画面では、LDAP サーバの設定、共有ユーザー情報の削除など、ネットワークスキャナーの Scanner Central Admin Server の動作環境を設定します。


ツールメニューのボタンについては、「ツールメニューのボタン」を参照してください。

「共通設定」タブ
イメージスキャナーとネットワークスキャナー共通の Scanner Central Admin Server の動作環境を設定するための、「Scanner Central Admin Server 動作環境設定(共通設定)」画面を表示します。
「ネットワークスキャナー設定」タブ
ネットワークスキャナー固有の Scanner Central Admin Server の動作環境を設定するための、「Scanner Central Admin Server 動作環境設定(ネットワークスキャナー設定)」画面を表示します。
Wake On LAN 設定
Scanner Central Admin Server から、管理対象スキャナーを起動するための Wake On LAN を設定します。
Wake On LAN ポート番号
Wake On LAN のMagic Packet の送信に使用するポート番号を、1〜65535 の範囲で入力します。初期値は、「443」です。
送信回数
Wake On LAN で送信する Magic Packet の回数を選択します。初期値は、「3」です。
送信間隔
Wake On LAN で送信する Magic Packet の間隔を選択します。初期値は、1 秒です。
LDAP サーバ設定
Scanner Central Admin Console の「スキャナー操作」画面の「共有ジョブ設定」のリンクを押すと表示される「共有ジョブ設定」画面で使用する LDAP サーバを設定します。
「共有ジョブ設定で LDAP 検索を行う」チェックボックス
共有ジョブ設定で LDAP 検索を行う場合にチェックします。チェックした場合、以下の設定項目を設定します。
LDAP サーバ種別
接続する LDAP サーバの種別を、以下のどれかから選択します。
  • 共通設定の LDAP サーバ設定を使用
  • Active Directory
  • Active Directory Global Catalog
  • その他の LDAP サーバ
「共通設定の LDAP サーバ設定を使用」は、「Scanner Central Admin Server 動作環境設定(共通設定)」画面の「LDAP サーバ設定」の「管理者ログインに LDAP を使用する」チェックボックスをチェックした場合に選択できます。
「SSL 通信を使用する」チェックボックス
「LDAP サーバ種別」で「共通設定の LDAP サーバ設定を使用」以外を選択した場合に設定できます。LDAP サーバとの通信で SSL 通信を使用する場合にチェックします。
「サーバ証明書の証明機関を検証しない」チェックボックス
「SSL 通信を使用する」チェックボックスをチェックした場合に設定できます。認証機関による証明書のパス検証を行わない場合にチェックします。
LDAP サーバ
「LDAP サーバ種別」で「共通設定の LDAP サーバ設定を使用」以外を選択した場合に設定できます。LDAP サーバの IP アドレス、ホスト名、または FQDN 名を入力します。最大文字数は半角 255 文字です。
LDAP サーバポート番号
「LDAP サーバ種別」で「共通設定の LDAP サーバ設定を使用」以外を選択した場合に設定できます。LDAP サーバとの通信に使用するポート番号を、1〜65535 の範囲で入力します。
初期値は、以下のとおりです。
  • 「SSL 通信を使用する」チェックボックスをチェックした場合
    「LDAP サーバ種別」で「Active Directory」または「その他の LDAP サーバ」を選択した場合、「636」です。
    「Active Directory Global Catalog」を選択した場合、「3269」です。
  • 「SSL 通信を使用する」チェックボックスをチェックしない場合
    「LDAP サーバ種別」で「Active Directory」または「その他の LDAP サーバ」を選択した場合、「389」です。
    「LDAP サーバ種別」で「Active Directory Global Catalog」を選択した場合、「3268」です。
LDAP サーバ認証
「LDAP サーバ種別」で「その他の LDAP サーバ」を選択した場合に、LDAP サーバにログインするユーザーを検索するときの認証ユーザーおよびパスワードを入力します。
認証ユーザー(DN)
認証時のユーザー名を入力します。認証ユーザーは DN 形式で入力します。
半角の英大文字、英小文字、数字、および記号が入力できます。なお、英大文字と英小文字は区別されます。
なお、空欄にした場合、匿名ユーザーとして認証するものとみなされます。
パスワード
認証時のパスワードを入力します。最大文字数は半角 255 文字です。
英大文字、英小文字、数字、および記号が使用できます。なお、英大文字と英小文字は区別されます。
ログインユーザー属性
ログインユーザー属性を選択します。
「LDAP サーバ種別」で「その他の LDAP サーバ」を選択した場合に、LDAP サーバにログインするユーザーを、uid または cn のどちらで検索するかを選択します。
検索ベース(DN)
「LDAP サーバ種別」で「共通設定の LDAP サーバ設定を使用」以外を選択した場合に設定できます。LDAP 検索時の基点になる文字列を入力します。
ここで入力した文字列の配下にある LDAP のエントリーが検索対象になります。
最大文字数は半角 255 文字です。半角および全角文字が使用できます。
最大表示件数
LDAP 検索時の最大表示件数を選択します。初期値は、「1000」です。
検索タイムアウト時間
「LDAP サーバ種別」で「共通設定の LDAP サーバ設定を使用」以外を選択した場合に設定できます。LDAP 検索時のタイムアウト時間を選択します。初期値は、60 秒です。
スキーマ
「LDAP サーバ種別」で以下のどちらかを選択した場合、[設定]ボタンを押して、LDAP 検索時の検索項目と LDAP サーバのスキーマを関連付けます。
  • 共通設定の LDAP サーバ設定を使用(「Scanner Central Admin Server 動作環境設定(共通設定)」画面の「LDAP サーバ設定」の「LDAP サーバ種別」で「その他の LDAP サーバ」を選択した場合)
  • その他の LDAP サーバ
「LDAP サーバ種別」で上記のどちらか以外を選択した場合、関連付けできません([設定]ボタンは無効)。
[設定]ボタンを押して、設定する項目は以下のとおりです。
検索項目 説明
「名」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「givenName」です。
「姓」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「sn」です。
共通名 「共通名」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「cn」です。
表示名 「表示名」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「displayName」です。
イニシャル 「イニシャル」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「initials」です。
説明 「説明」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「description」です。
事務所 「事務所」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「physicalDeliveryOfficeName」です。
電話番号 「電話番号」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「telephoneNumber」です。
電子メール 「電子メール」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「mail」です。省略はできません。
Web ページ 「Web ページ」と関連付けるスキーマ名を設定します。
初期値は、「wWWHomePage」です。
SharePoint サーバ接続設定
システム環境設定で SharePoint フォルダーを使用する場合に、SharePoint サーバと接続するための設定をします。
「SharePoint サーバ接続にプロキシサーバを使用する」チェックボックス
SharePoint サーバ接続にプロキシサーバを使用する場合にチェックします。
プロキシサーバ
プロキシサーバの IP アドレス、ホスト名、または FQDN 名を入力します。最大文字数は半角 255 文字です。
プロキシサーバポート番号
プロキシサーバとの通信に使用するポート番号を、1 〜 65535 の範囲で入力します。
例外
プロキシサーバを経由しない IP アドレス、ホスト名、また はFQDN 名を入力します。
アドレスを複数指定する場合、「;」で区切ります。
アドレスに「*」を指定すると、任意の文字とみなされます。
最大文字数は半角 2064 文字です。
Scanner Shared Folder Service ポート番号
Scanner Shared Folder Service が使用するポート番号を、1024〜65535 の範囲で入力します。
初期値は、インストール時に設定したポート番号(インストール時の初期値は 30444)です。

ヒント

  • SharePoint フォルダーを使用しない場合は、Scanner Shared Folder Service を停止しても構いません。
監査ログ設定
スキャナーのシステムログおよびユーザーログを、Scanner Central Admin Server へ自動で収集して保存するかどうかを設定します。
Scanner Central Admin Server へ収集したシステムログおよびユーザーログは、「監査ログ」と呼びます。
「監査ログを取得する」チェックボックス
監査ログを Scanner Central Admin Server へ自動で収集して保存する場合にチェックします。
監査ログ保存日数
監査ログの最大保存日数を選択します。初期値は、30 日です。
[OK]ボタン
設定を有効にして、Scanner Central Admin Console のメイン画面に戻ります。
[キャンセル]ボタン
設定を取りやめて、Scanner Central Admin Console のメイン画面に戻ります。
[共有ユーザー情報の削除]ボタン
不要となったユーザー情報を削除するための、「共有ユーザー情報の削除」画面を表示します。