アップデートパックの注意事項
販売終了製品
U002のインストール後に、PowerUsers権限のユーザでは、DynaEye Proが動作しなくなることがありますので、ご注意ください。
条件
以下の条件の時に発生します。
- DynaEyeのインストールディスクのファイルシステムが NTFS である。
- U002をインストールした際のテンポラリフォルダ(通常、OSのインストールディスクと同一)のファイルシステムが NTFS である。
- OSがWindows® XP Professional または Windows® 2000 Professional である。(または、WindowsNT4.0 であり、かつテンポラリフォルダにPowerUsers権限が無い場合。)
ファイルシステムにFATやFAT32を使用している場合は発生しません。
また Windows® 95, 98, Me, XP HomeEdition ではPowerUsersが存在しないため無関係です。
現象
DynaEye Pro V3.0にアップデートパックU002を適用後、PowerUsers権限のユーザがDynaEyeを起動するとエラーが発生し、起動できない。
DynaEye部品やDynaEyeコンポーネントキットを使ったアプリケーションも、同様に起動できなくなります。
理由
U002 がインストールしたファイルにPowerUsersの権限が無いためです。
U002 のインストーラがファイルをインストールする際、コピー元ファイルをいったんテンポラリフォルダに格納します。
Windows® 2000とWindows® XP では、テンポラリフォルダに格納したファイルにはログインユーザーの権限しか付与されません。そのため PowerUsers権限が無くなり、起動できなくなります。
対処
U002をインストール後、以下のように手動でPowerUsersの権限を付与してください。
- Administrator権限を持つユーザーでログインする。
- DynaEyeをインストールしたフォルダをエクスプローラで開き、フォルダを除くファイルをすべて選択する。
- 選択ファイルを右クリックし、プロパティを開く。
- プロパティが表示されたら、セキュリティを開く。
(セキュリティのタブが表示されないときは、ツールメニューのフォルダ->オプション->表示を開いて、「簡易ファイルの共有を使用する」のチェックを外してください。) - 下図のようにアクセス許可の変更を聞いてくるので、「はい(Y)」をクリックする。
- PowerUsersを追加して、セキュリティを設定します。
- 以上により、PowerUsersからDynaEye Proを使用することが可能になります。