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留意事項

販売終了製品

DynaEye Proを使用する上での留意事項をお知らせします。

(注意) [ ]内は発生世代を示します。版数がわからない場合は、DynaEye Proを起動し、[ヘルプ]メニューから[バージョン情報...]を実行して、バージョン情報ダイアログを開いて確認してください。



DynaEyeコンポーネントキットのスキャナコントロールのOpenScannerメソッドでエラーが発生する

対象となる製品/版数

DynaEye Pro V2.0L20

現象

システムに16bit TWAINサーバ(ファイル名:twunk_16.exe)がインストールされている環境で、スキャナコントロールを使用すると、以下のような現象が発生する場合があります。

  • 現象1
    スキャナコントロールのOpenScannerメソッドでデータソース選択ダイアログを表示せずに、ソース選択番号によりスキャナを選択しようとすると、正当なソース選択番号を指定していてもOpenScannerメソッドがエラーで復帰することがある。
    (指定したスキャナとは異なるスキャナのドライバを起動されて、「スキャナが接続されていないかTWAIN のエラーです」が通知されることもある)
  • 現象2
    スキャナコントロールのメソッドを実行したとき、スキャナドライバによっては「不当なメモリアクセス」などのエラーが発生することがある。

対処方法

twunk_16.exeはWindows 3.1用のTWAINドライバを使うためのプログラムであり、Windows 3.1用のTWAINドライバを使う場合以外は不要です。上記の現象が生じた場合、Windows 3.1用ドライバをお使いでなければ、Windowsをインストールしたディレクトリにあるファイル"twunk_16.exe"を 削除するか、別の名前に変えてください。

なお、この操作を行う際に「システムが使用しています」というメッセージが表示されることがあります。この場合は、"twunk_16.exe"が動作中ですので、タスクマネージャーを起動する(Windows NTの場合)か、[CTRL]+[ALT]+[DEL]キーでプロセスを表示して(Windows 95/98の場合)、twunk_16のプロセスを終了させてから削除または変名してください。

また、上記現象1の回避手段としては、

  • 常にデータソース選択ダイアログを表示させて、スキャナを選択する(OpenScanner(True, -1))。
  • 最後に選択されたスキャナを使う(OpenScanner(False, -1))。

のいずれかをとることも可能です。

(注意)DynaEye Proでスキャナを使用するには、32bit版のTWAINドライバが必要です。16bit TWAINドライバは動作しません。

DynaEyeのコンポーネントを配置すると、他のコンポーネントが配置できない

対象となる製品/版数

DynaEye Pro V2.0L20

現象

Visual Basic のデザイン画面において、フォームにDynaEyeのコンポーネントを配置した後、DynaEye以外のコンポーネントを配置しようとすると、「コントロールが登録されていません」等のエラーが発生しコンポーネントの配置ができないことがあります。

要因

配置しようとするコンポーネントがMFC(Microsoft Foundation Class)共有ライブラリを必要とし、そのライブラリのバージョンとしてDynaEyeがインストールディレクトリに保持しているものより新しいバージョンを要求しているためです。

対処方法

当該コンポーネントが必要なMFC共有ライブラリを、Windows Systemディレクトリ等にインストールしていると思われます。そのMFC共有ライブラリを有効にするために、以下の処置を試してください。

  • DynaEye のインストールディレクトリにある、"MFC42.DLL"と"MFC40.DLL"の2つのファイルを、別の名前に変えてください("MFC42.DLL.ORG"のように、末尾に".ORG"を付けるなど)。

スキャナ読み取り時にエラーが発生する

対象となる製品/版数

DynaEye V1.1L10、DynaEye Pro V1.1L20/V2.0L10/V2.0L20

現象

標準アプリケーションまたはDynaEyeスキャナ読取り部品で、スキャナ読取りを行うと以下の現象が発生する場合があります。

  • 現象1
    標準アプリケーションでスキャナ選択を行なうと、スキャナ一覧にソース名が表示されない。
  • 現象2
    標準アプリケーションでスキャナ読取りを実行すると、「スキャナの読取り中に異常が発生しました。」のエラーが表示される。
  • 現象3
    DynaEyeスキャナ入力部品で「スキャナの読取り中にエラーが発生しました。」のエラーが表示される。

要因

使用しようとするTWAINドライバがMFC(Microsoft Foundation Class)共有ライブラリを必要とし、そのライブラリのバージョンとしてDynaEyeがインストールディレクトリに保持しているものより新しいバージョンを要求しているためです。

対処方法

当該コンポーネントが必要なMFC共有ライブラリを、Windows Systemディレクトリ等にインストールしていると思われます。そのMFC共有ライブラリを 有効にするために、以下の処置を試してください。

  • DynaEyeのインストールディレクトリにある、"MFC42.DLL"と"MFC40.DLL"の2つのファイルを、別の名前に変えてください("MFC42.DLL.ORG"のように、末尾に".ORG"を付けるなど)。