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FAQ(よくあるご質問) 回答

販売終了製品

導入に関するご質問

Q1 手書き漢字の認識率はどの位ですか?
A1 記入の丁寧さや文字種で大きく精度が変わりますので、一概に『何%』と申し上げることはできません。漢字認識単体での精度には限りがありますが、住所/氏名/個人辞書を使用した知識処理を併用することにより実用的な認識精度を得られたと考えております。
Q2 Fax受信紙は入力できますか?
A2 Faxを経由した場合は、ノイズ(点状、縦筋状、横筋状など)が多いため、認識に適さない場合が多いです。
Q3 Fax-OCRとして運用できますか?
A3 DynaEye Proを使って、Fax-OCRシステムを構築するには十分な注意が必要となり、専用のFax-OCRシステムをお薦めします。専用システムとしては、「PerfectStation/FaxOCR」という製品がありますので、まずはこちらをご検討ください。
DynaEye Proには、Faxを直接受信する機能はありません。別途、Fax受信機能を用意する必要があります。その他にも以下に示す注意が必要です。
  1. Faxの入力イメージは文字認識に適さない
    以下に示すように、Fax入力イメージは非常に品質が低く、良好な認識率を確保できない場合があります。
    • Fax特有のノイズ(点状、縦筋状、横筋状など)が発生する
    • 潰れやカスレが多い
    • 入力時の帳票の傾きや歪み、蛇行が大きい
    • 低解像度で入力される場合がある
    • 用紙の端が欠ける場合がある
  2. 送信時の解像度に注意が必要
    DynaEye Proが読み取れるイメージはファインモードイメージ(縦7.7dot/mm. 横8dot/mm)のみです。ノーマルモード(縦3.85dot/mm. 横8dot/mm)、スーパーファインモード(縦15.4dot/mm. 横8dot/mm)のイメージはそのままでは読み取れません。イメージを拡大/縮小する処理が必要です。
  3. サーバ系OS(Windows Server 2003 等)は未サポート
    Fax-OCRシステムは、サーバ上で動作させる可能性が高いと思われますが、DynaEye ProはサーバOSでの動作をサポートしておりません。
  4. 運用面での注意が必要
    帳票を裏返して入力した場合や2枚重って送信された場合のチェック機能(たとえば、受け付けた内容をユーザーにFaxで返信するなど)が必要となります。
Q4 印刷文書を読み取れますか?
A4 DynaEye Proは帳票読み取り専用のOCRソフトウェアです。手書き記入された定型帳票(例えば、アンケート葉書や伝票等)の読み取りを対象としています。雑誌やレポート類の活字で印刷された文書を読み取るOCRソフトウェアではありません。V3.0から活字日本語の認識をサポートしていますが、対象は定型帳票に限ります。
Q5 文字の記入欄に、文字枠がなくても読取りは可能ですか?
A5 一文字毎の区切りが無い記入欄を、フリー記入あるいはフリーピッチ欄と呼びますが、この形式で読み取り可能な字種は、数字と英大文字および手書き漢字の住所・氏名だけです。また、これらの文字に関しても、読み取り精度は一文字毎に区切りの印刷された固定ピッチに比べて不利になります。
Q6 デモンストレーションを見ることはできますか?
A6 全国の富士通ソリューションステージにてデモンストレーションを実施しています。(一部、実施していないところもあります)。予約制となっておりますので、富士通担当営業かお問い合わせまで、お願いします。
Q7 帳票入力からOCR認識までの手順を教えて下さい。
A7 準備として、あらかじめ無記入の帳票のイメージを入力して、帳票のどの部分をどのように認識するかを設定します(書式定義の作成)。
運用時は、
  1. スキャナを使ってイメージを入力します(イメージファイルを作成)。
  2. イメージファイルの帳票認識を実行します。
  3. 修正画面機能を使って認識結果の確認・修正をします。
  4. 認識結果をCSVファイル等に出力します。
という手順になります。
Q8 マークシート(OMR専用用紙)を読み取ることができますか?
A8 DynaEye Proにはタイミングマークを検出する機能がないため、マークシート(OMR専用用紙、ドロップアウトカラー帳票)を処理することはできません。マーク読み取り機能はありますが、OMR専用用紙を読もうとすると、
  • マークとマークの間隔が狭い
  • マークそのものが細くて小さい
などの理由により、処理できません。
ただし、以下の条件を満たすように帳票設計すれば、ドロップアウトカラー帳票、非ドロップアウトカラー帳票に関わらず、マークフィールドとして読み取ることができます。また、この場合、マークの形状は問いません。
  • 隣のマークとの間隔2mm以上
  • 上下のマークの間隔2mm以上
  • マーク欄の枠の大きさ4mm×4mm以上
Q9 スキャナの機種は、どのように選定すればよいでしょうか?
A9 帳票のサイズ・処理枚数などから、性能などを参考に決めてください。
ただし、ドロップアウトカラー帳票の読み取りやナンバリングなど、特定のスキャナのみに限定している機能もありますので、注意が必要です。仕様の「接続可能なイメージスキャナ」およびイメージスキャナの仕様のページを参考にしてください。
Q10 手書きのメモは読めますか?
A10 備考欄やメモ欄のように、文字枠が無いものに記入した文字は、DynaEye Proでは読み取りできません。帳票設計規約に則って1桁ずつ文字枠で区切った帳票を作成し、枠の中に記入すれば読み取り可能です。なお、一つの読み取り項目は、136文字が上限です。
Q11 縦書きの文字は読めますか?
A11 縦書きには対応しておりませんが、縦に1桁づつ文字枠を並べた帳票を設計すれば、読み取り可能です。ただし、縦書き用の文字は読み取りできません(カッコ、長音など)。一つの読み取り項目は136文字が上限です。
Q12 バージョン毎のサポートOSを教えてください。
A12 バージョン毎にサポートしているOSは以下の通りです。
[V2.0L20]
  • Windows® 95 日本語版
  • Windows® 98 日本語版
  • Windows NT® Workstation 3.51 日本語版
  • Windows NT® Workstation 4.0 日本語版
[V3.0L10]
  • Windows® 95 日本語版
  • Windows® 98 日本語版
  • Windows NT® Workstation 4.0 日本語版
  • Windows® 2000 Professional 日本語版
[V3.0L20]
  • Windows® 95 日本語版
  • Windows® 98 日本語版
  • Windows NT® Workstation 4.0 日本語版
  • Windows® 2000 Professional 日本語版
  • Windows® Me 日本語版
  • Windows® XP 日本語版
[V4.0L10]
  • Windows® 98 日本語版
  • Windows NT® Workstation 4.0 日本語版
  • Windows® 2000 Professional 日本語版
  • Windows® Me 日本語版
  • Windows® XP 日本語版
[V5.0L10]
  • Windows® 2000 Professional 日本語版
  • Windows® XP 日本語版
  • Windows Vista® 日本語版(32ビット)
Windows® 7 対応については、Q16を参照してください。

サポートされていない環境でご利用になりたい場合は、最新版へのバージョンアップをご検討ください。旧製品をお使いのお客様にはお得なバージョンアップキットもご用意しております。

Q13 動作環境を別のPCへ移行したいが、どの資産を移行すれば移行前と同じように動作させることができるでしょうか?
A13 新しいPCで、どれだけの旧PCのデータを活用したいかによります。書式定義だけを移行する場合、旧PCで書式定義をファイル保存して新しいPCでファイルを開いてください。
旧PCのキャビネット上に残っているイメージデータや認識結果も新しいPCで使用したい場合、「キャビネットの移出入」機能を使用すれば、キャビネット上の書式定義、イメージデータ、認識結果を全て新しいPCに移行することができます。
手順の詳細は、ユーザーズガイドをご参照ください。
Q14 IDフィールドにデータ編集を指定できますか?
A14 帳票ID方式による異種帳票処理の場合、データ編集前の認識結果が帳票IDとみなされます。データ編集後ではありません。
従って、IDフィールドが空白だったときにデータ編集によりゼロ補充を行なって 00 のIDと見なす、などはできません。
Q15 V3.0以前の時、読み取りエラーになっていなかった活字がV4.0およびV5.0では認識注意文字になるのですが?
A15 V4.0およびV5.0から新たに追加した機能などにより、旧バージョンの機能と非互換を生じる箇所があります。
  • OCR-Bフォントのサイズ
  • OCR-Bフォントの仕様は、JIS X9001サイズIとなっています。V4.0からは、このサイズに対するチェックを強化することにより、用紙の汚れなどによる誤読を低減しました。そのため、V3.0まではOCR-Bを指定して読めていた仕様外の文字が、認識注意文字になる場合があります。
旧バージョンと互換を取りたい場合は、製品CD-ROMの¥DynaEye¥OCRPsetディレクトリにあるOCRPset.exeを利用してください。使用方法については、同じディレクトリにあるREADME.HTMを参照ください。

この件については、製品添付のReadme.txt「8.OCR機能のパラメータ設定について」から抜粋しました。詳細は、ReadMe.txtを参照してください。
Q16 DynaEye ProのWindows® 7 対応について教えてください。
A16 DynaEye Pro V4.0以前は動作保証外です。DynaEye Pro V5.0L10は動作可能ですが、一部注意事項があります。なお、DynaEye Pro V5.0L10には、アップデートパックU001および緊急修正 TP09963を適用してください。

動作可能なエディションは以下の通りです。

  • Windows® 7 Home Premium 日本語版(32ビット)
  • Windows® 7 Professional 日本語版(32ビット)
  • Windows® 7 Ultimate 日本語版(32ビット)
  • Windows® 7 Enterprise 日本語版(32ビット)
[注意事項]
  1. ファイル/フォルダ作成についての注意
    以下のフォルダ
    • C:¥(Windows® 7 がインストールされているドライブ)の直下
    • Program Files 配下
    • Windows(Windows® 7 のインストールフォルダ)配下
    に対し、キャビネット作成、キャビネット移出入などファイル/フォルダの書き込みや作成を伴う操作を行なうと、実際にはVirtual Storeに対して実行され、正しく動作しないことがあります。
    これらの操作は、他のフォルダを使用して行なってください。
  2. ページ画面、修正画面でのページ送り機能について
    ページ画面や修正画面で、ページ表示部分(下図参照)をクリックして帳票番号指定をすることはできません。


    [編集]メニューの[帳票番号指定]を使用してください。
[その他の注意事項]
  1. Windows® 7 のインストールに関する注意
    Windows® 7 のアップグレードインストールには対応しておりません。
    Windows® 7 のインストールの際に、「アップグレードインストール」「新規インストール」の種類の選択画面が表示されますが、「新規インストール」を選択してください。
  2. DynaEye Pro のインストール(アンインストール)に関する注意
    DynaEye Proのインストール(アンインストール)中にキャンセルを行なわないでください。
    キャンセルを行なうと「プログラム互換性アシスタント」ダイアログが表示される場合があります。この場合、[キャンセル]を選択して、ダイアログを閉じてください。インストール(アンインストール)は行なわれません。
    なお、このダイアログの[推奨の設定を使用して再インストール(再びアンインストール)する]は、その後の動作に問題が出る恐れがあるため、選択しないでください。
  3. DynaEye ProのアップデートパックU001および緊急修正TP09963のインストールに関する注意
    DynaEye ProのアップデートパックU001および緊急修正TP09963のインストール終了後に「プログラム互換性アシスタント」ダイアログが表示される場合があります。この場合、[このプログラムは正しくインストールされました]を選択して、ダイアログを閉じてください。
    U001やTP09963のインストールは正常に行なわれています。
  4. Windows® XPモードでの動作は保証しておりません。