Windows 64 ビットOS上でのBIPの動作について
2011年1月31日
Windows 64ビットOS上でのBIPの動作に関し、ご注意いただきたい事項についてお知らせいたします。
お手数ではございますが、必要に応じて対処のほどよろしくお願い申しあげます。
1. 対象製品
当現象の対象となる BIP は以下のとおりです。
- BIP 10.0.0 : ランタイム、Standard Edition、Professional Edition
- BIP 10.1.0 : ランタイム、Standard Edition、Professional Edition
※BIP 10.0.0より古いバージョンのBIPについては、Windows 64 ビットOS上での動作を保証しておりません。
2. 同一セッション内での複数アカウントからの印刷について
Windows Vista®またはWindows Server® 2003、Windows Server® 2008(Windows Server® 2008 R2は除く)上でBIPを使用している環境において、帳票出力マシンの同一セッション内で複数のユーザアカウントから印刷した場合、以下のエラーメッセージが出力され、帳票出力に失敗します。
「プリンタのオープン時に異常が発生しました。プリンタにアクセスする権限が無いか、プリンタが存在しないかまたはシステムのリソースが不足している可能性があります。」
具体的には、以下の場合に本現象が発生する場合があります。
- 運用形態がスタンドアロン型
- 同一セッション内で複数のユーザアカウントで印刷した場合
- 運用形態がリモート帳票出力型
- アプリケーションサーバから複数のユーザアカウントで印刷した場合
- リモート帳票出力の他に帳票出力サーバのサービスから印刷する32ビットアプリケーションが存在し、リモート帳票出力の実行ユーザとは異なるユーザアカウントで印刷した場合
- 運用形態がデータ到着監視機能を使用する場合
- データ到着監視機能以外に、帳票出力サーバのサービスから印刷する32ビットアプリケーションが存在し、SYSTEMアカウント以外で印刷した場合
本問題の対処として、帳票出力を単一ユーザ(SYSTEMアカウントで統一を推奨)で行うようにしてください。
3. 帳票出力インタフェースについて
次の帳票出力インタフェースは、64bitネイティブアプリケーションから呼び出すことはできません。
- .NETインタフェース
- カスタムコントロール
※ASP.NETから利用する場合、Internet Information Serverは、32ビットモードで起動する必要があります。
※64ビットネイティブアプリケーションから帳票出力したい場合は、コマンドインタフェースを使用してください。
4. お問い合わせ先
本件に関するお問合せは、以下までお願いいたします。